【お客様は既婚者が多い】セックスレスでも人肌恋しい既婚者のために私たちは働く

風俗嬢はめんどくさくないから

「ゲゲゲ、こんな時間に呼んでくれるなよ!」という時間にお構いなしに呼ぶ風俗のお客さん。

明け方だろうが、夜中だろうが、自分の性の都合で風俗を利用する。お客さんは独身が多いかと思うだろうが、そうでもない。半分、いや、6割は既婚者といっても過言ではない。

「ゲゲゲ」な時間に呼んでくれるお客さんは大体が既婚者である。仕事の帰りしかホテルに呼べない。今日は嫁さんが実家に行っている。夜勤明けで家に帰る前に呼んじゃったぁ。とか。

しかしながら、毎回疑問が拭えないのだが、結婚をしているにも関わらず、どうして風俗を利用するのだろうか。既婚のお客さんに訊いてみた。何人かに訊いてみた結果ぶっちきりに多かったのは、

「風俗はめんどくさくないからね」

と口並みを揃え呼応にした。
めんどくさくない? あたしは食い入って訊いてみた。

お金を出しているから浮気ではない!という持論

風俗の醍醐味は利害性のない女性と会話をし、性を吐き出す。けれどその場限りのアバンチュール。

決して浮気ではない。素人の女性だと不倫になるし、不倫をするほどの勇気も気力も体力も嘘もうまくつけないからと、素直に話してくれた。風俗は「身体の浮気」だけ。「心の浮気は不倫」だということだ。

男性は好きでもない女性でも勃起をし挿入も出来る。風俗に初見で来てもお金を散財しているがゆえ、意地でも射精をしてゆく。射精をさせることが仕事な女性と、射精をしにくるのが仕事な男性がうまく噛み合って風俗が成り立っている。

ここに愛だの恋だのの色恋沙汰などはまるで皆無。あるのは性という簡単な一文字だけだ。お金を介しているのでお客さんは普通に家路に帰ってゆく。罪悪感などは全くとは言い切れないが、さほどはない。何たって、お金を払っているし、そこに恋愛感情などはないのだから!!

が、風俗を利用している男性方のご意見だろう。

既婚者の本音・・虚しくなるときもあるよ

風俗で射精をし、風俗嬢が帰ったあと、虚しさがおそうときがあるというお客さんがいる。

虚しさの正体はきっと寂しさだと思っている。既婚で風俗に来るお客さんは大概、夫婦のスキンシップがない。たまに肌のぬくもりを知ってしまうとその後、急な寂しさを虚しさと勘違いをする。
お客さんには至極優しい風俗嬢だ。お金を頂いているので優しく接するのは当たり前。しかし、お客さんは優しさの勘違いをする。

けれど家に帰ったらよき夫、よきお父さんにたちまち変身を遂げる。風俗に行ってきたなど全く匂わせない態度で。家に帰ったら、虚しさなどはすでに一蹴され、元の日常に戻る。

既婚のお客さんが風俗を利用するのは、精神的な安定と家庭円満でいるためだ。男性はオモテにでたら、常に戦っているのだから。

既婚者と風俗嬢・・まとめ

不倫が流行っているが、不倫がバレたときの代償はかなり大きい。

けれど、風俗ならどうだろう?

もし、バレても嫁さんはそのときは、眉間にシワを寄せるかもしれない。けれど、まさかそれが理由で離婚や別居などはないことがほとんど。

そう考えると風俗嬢は既婚者にとって、なくてはならない存在なのかもしれない。和かに、柔和な口調で話しを訊いてあげるのがあたしたち風俗嬢の仕事でもあるのだから。

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藤村 綾
風俗嬢歴20年の風俗嬢・風俗ライター。現在はデリヘル店に勤務。【ミリオン出版・俺の旅】内にて『ピンクの小部屋』コラム連載。趣味は読書。愛知県在住。