【実録連載!ホストクラブに生きたソープ嬢】第3話ショウと私と出稼ぎとお金

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第二話はこちらからご覧ください。

お金が追いつかない…。

自分の将来のためにお金を貯めようと思って始めたソープのお仕事。

自分の将来のことなんかより、ショウとの未来の方がずっとずっと大事で、そのためだけにお金を必死で稼いでいる状態だった。

と今でこそ冷静に判断できるものの当時の私は本当にショウ以外のことが見えてなかったんだろうな…って改めて思う。

このコラムを読んでくれている子でも同じ状況になったりした女性もいるんじゃないかな!

この時はすっごい小さなことでもビクビクしてたし、嫌われたくないからなんでも言うこと聞いちゃうし、正直ショウに尽くしている自分が好きだったりもしたんだ。

とにかく、お金を稼ぐことがショウを繫ぎ止める唯一の方法だったから私は全てを捨てる覚悟で風俗の仕事を頑張った。

稼いでも稼いでも、在籍しているソープの稼ぎだけでは全然足りない。

気持ちばかりが焦りやがてイラつきに変わる。

稼いでも稼いでもこの気持ちはずっと続くこの焦り。

そんな時に、初めて出稼ぎと言う方法があることをネットで知った。

出稼ぎに行く決意を固める

出稼ぎの存在を知ってから毎日ネットで出稼ぎの情報を片っ端から見まくった。

スカウトなんて使ったこともないし、あてにしていなかったので自分で探すしかなかった。

交通費はもらえるのか?

保証の金額はどれぐらいなのか?

どこに泊まるのか?

何を持っていけばいいのか?

などなど、初めてのことだからわからないことだらけ。

でも、いまの在籍だけの稼ぎではショウを応援してあげられないから、ネットの情報を疑うよりは直接行って確かめるしかない!そう思って自分で調べたお店に求人応募を出し、自分なりにしっかりと条件を聞き、そして何回かその条件を事前に確認していざ現地へ!

結果、まんまと騙される結果に。

高級マンション寮完備→店泊になる。

日給保証→トータル保証

保証額8万円→事前のデータよりも1キロ増えてるから保証は5万

「なるほど…これがこの店舗のやり方で、これが出稼ぎ被害ってやつね!」

テンションはダダ下がりだったし、これまでの私の性格だったら確実に帰宅を選択していたが、ショウに会いたい気持ちが強すぎてここまで来たからには交通費を無駄にして帰りたくなかったし、頑張るしかないと思ってとりあえず仕事をすることに。

今、考えるとあの店舗の思うツボだったんだろうな(笑)

そんな中でも、ショウの事を考えている時だけは気持ちが切り替えられた。

遠くまで仕事に行った事を褒めてくれた事が嬉しかった。

遠くで心細いだろうからって勇気付けてくれた言葉が支えになった。

でも会いたい気持ちが高まっていく一方で私の気持ちは焦るばかり。

この頃はぶっちゃけ、お客さまのことなんてお金にしか見えなくなってたし、ショウ以外の男性に抱かれることに対しての嫌悪感だったり、罪悪感みたいなものもあった。

気持ち的にも全くお客さまへの配慮ある接客なんてできない状態だったし、愛想なんてふりまけてなかっただろうし「1秒でも早くこの苦痛の時間から解放されたい」と言う気持ちが生んだ地雷嬢だったことは間違いないと今でも思う(笑)

当時のお客さまにそんな対応を繰り返してるうちにどんどん私のココロは乱れて行く。

自分ではもちろん気づかなかったけれど、昔の自分を知ってくれている周りの人間からは「あの時の菜月は完全に別人だった!」と今でも言われます(笑)

そして接客にも影響が出続けた結果、在籍店からのクビ宣告を受けてしまう結果となるのです。

在籍店からのクビ宣告なんかどうでもいい。

ショウに会えなくなる恐怖が一瞬で頭を支配する。

そんな恐怖も全てショウのせいだ!って思った事もあったし、いなくなってくれればよっぽどラクだと思った事もある。そんな事を考え始めると、好きなくせに、ムカつく!と言うよくわからない状態に陥り、さらには全てコイツのせいだ!なんて思考にもなる。

考える事そのものが面倒になるが、苛立ちは抑えられないので当然その矛先は彼へ。

あれ?インストラクターをしていた時と今の私って同じ「菜月」だよね?

この頃になるとさすがに自分は正常ではないことに気づくようになった。

ある女性との出会いが私の人生の道しるべに

どうしようもない精神状態の中、とある女性と巡り合うことになる。

かなこさんだ。

出会いのきっかけを細かく書いてしまうと特定されてしまうのでここでは割愛させて頂きますが、かなこさんは元々ソープの仕事をしていた女性で尚且つ心理学にも詳しく、今でもカウンセリングをお願いしている私にとっては数少ない尊敬できる女性のうちの一人。

私は東京に住んでいて、かなこさんは名古屋にいる。

自分の中の何かがおかしいとわかり始めた私は少しでも早く正常に戻したい気持ちから毎月、新幹線で名古屋駅を目指す。

かなこさんは、私の弱さ見抜き指摘をする。

そして、その弱い部分をわかりやすい言葉で強くしてくれる。

彼女が持つ雰囲気なのか、それとも心理学に精通しているからなのか、かなこさんの前だけでは本当に素直になれたし、言うことがスッと胸に入ってくるから純粋に言葉を信じることができた。

そして、ウソなんか簡単に見破られそうだったから彼女にはだけは本音を全て話した。

かなこさんとの出会いとカウンセリングのお陰で、次のお店のお客さまやショウに対してもだんだん優しくなる事ができた。

ちゃんと笑えるようにもなれたし、人と喋るのも面倒ではなかった。

もちろんこの間も仕事の合間の10分という短い時間にやり取りする、ショウとのlineが心の支えだったことには変わりはない。

彼に会うために今の仕事を一生懸命頑張ろう!そんな事を思ってた。

でも今考えるとショウに会うため!って自分で理由を付けていただけだったのかもしれないと思う事もある。

ユウタとの出会いがそれを物語る!

第4話はユウタとの出会いと本営について書いて行きますのでお楽しみに(^ ^)

菜月
高校卒業後は地元で就職。退職後、東京に出て来て吉原に6年ほど在籍しその間カラダを削って稼いだお金1500万ほどをホストに使う。ホスト遊びも完結し今は全国各地の穴場のソープで出稼ぎ中!これまでの私の経験を現役嬢に還元できればと思いライターを始める。