【実録連載!ホストクラブに生きたソープ嬢】第5話お金を使い続けた私の心情

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初めての店外は近くの神社だった

ずっと好きだったショウと初めて二人きりになった。

その時は、彼の地元のことや、育って来た環境、昔どんな遊びをしていて、どんな子供時代だったのかを教えてもらった。

くだらない話ばかりが続くのだけれど、正直そんなに内容は覚えていない。

「これからはもっとショウの近くにいられるんだ♡」という淡い想いを胸にショウの表情だけを見ていた。

今まで我慢して来たショウへの気持ちが溢れ出し、もはや止めることなんてできないというか考えもせず、お店にいる時とは違う彼の表情にますます虜になって行くわたし。

それからしばらく話をしたあと「予定がある!」とショウから切り出され、その日は解散することに。

「今日は泊まって行く?」なんて言葉を期待していた私は拍子抜けした。彼の家にはもちろんまだ行ったことはなかったし、心のなかでは本カノと同棲してるんだろうな…なんて思ったりもした。(実際ホストにはそういう人もたくさんいることは知っていたから。)

それから普通の生活が続き、しばらくして私の誕生日がやってきた。

私は自分の誕生日がキライでどういうわけかここ数年はこの日が来ると憂鬱になる。

「今年もこの日が来たか…。」なんて思いながら、都内に居るとショウに会いたくなるのはわかっていたから結局、現実逃避も兼ねて私は一人で箱根に行った。

彼からは「お祝いしたいからお店によって!」って言われてたけれど、心のどこかで「本当に私のことを考えてくれてるんなら誕生日にお店きて!なんて言わないよね…。」って思ってた。

やっぱりイヤな気分になった誕生日だった。

それでも箱根から帰ってくると早々に「菜月のために特別なことを考えてるからから!」って言われ、確実に〝カモ〟にされるのはわかりつつも結局会いに行く私。

お金を使え!って言ってるようなもんだってわかっててもその「特別な何か」が気になって仕方がなかった。そしてやっぱり彼に会いたい気持ちがここでも勝ってしまった。

この日はいつも仲良くしてくれるヘルプ君もいるし、こんな時に限って社長までいる始末。

一通り落ち着いて、社長からは花束をもらい、そしてショウからはシャンパンとマフラーとフレグランスという謎の組み合わせの誕生日プレゼントをもらった。

安すぎでしょwwどんだけ私はあなたに貢いでると思ってんだ!なんて愚痴りたくなってたけどやっぱりその時は「物」に対してではなく彼の「行為」そのものがうれしかった。

その後はアフターバーでオーナーと会い、オーナーからもシャンパンのお祝いをされた。

その日に飲んだシャンパンの数は3本。

そのうちの一本はもちろん自分で入れさせられた。

心の中では「やっぱりおかしい!!」と思いつつも、オーナーから「こいつ(ショウ)には菜月ちゃんは大切な人って聞いているから今後もよろしくね」なんて言われた私はこれまでの気持ちが一気に吹き飛び「そんな風にショウは思ってくれてるんだ!うれしい!」なんて単純に思ってしまったのである。

いま考えてみると完全に全ての人間がグルで、私の脳内は完全にお花畑だった。

ショウとは喧嘩が絶えなかった

お互い譲らないタイプだし、頑固だから。

でもどんなにひどいことを言われたり、イヤな想いをしても私の気持ちが変わることはなかった。

彼を独占したい気持ちが日に日に強くなる。

私の心は歪んでいた。遠い出稼ぎに行ってる間にほかの子に気持ちがいってしまわないよう、お金を使い続けることしかできなかった。

「こんなの間違ってる」

何回も何回も同じ気持ちになるけれど、それでも彼を断つことはできなかった。

そんなある日、ショウがホストクラブの代表になると聞いた。

歪んだ考えしかできなかった私は「代表になったから彼にもっとお金を使って助けてあげなきゃ」って思い始めた。

でもそれと同時に、もうお金を使うのが嫌になってきてもいた。

厳密に言えば、精神的に疲れてきていたんだと思う。

「自分の将来のため」と思って始めた仕事がいつの間にかホスト一人のために変わった。

どれだけ一生懸命に働いても残らないお金。

若くないしかわいくもない私は自分の気持ちを整理するのも必死だった。

必死に働いて、忙しくしてればショウの事も考えなくて済むと思ってがむしゃらにカラダを売って毎日泣いた。

第6話もお楽しみに♪

らぶ
【NAISHO】副編集長のらぶです。地方出身のわたしは広告代理店の営業を経て風俗の世界に24歳で飛び込み現役の時は「高級デリ」で自分を磨いておりました。わたしの得意技は「色恋術」で本指名からパトロンに発展させるのが得意でした。普通の人生とは少し違う人生を歩んだ良し悪しを面接で後輩嬢に伝えて行ければ。そんな想いで今日も山手線を駆け回ります!