エピソード

【彼氏がついにホストデビュー!】彼女として私のするべきことは14

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HINAです♪
新しいお店での進展や彼のお店の事・・。
結構この時期に色々ありました(笑)
今回はガッツリホストクラブの事について書いてるので是非読んでみて下さいね♡
第1話はこちらからご覧ください。

彼の新しい門出。私はお金を稼ぐのに必死になった

彼は毎日の様にミーティングから帰ってきては、ずっとオーナーや同じ同期がこれだけ凄いんだよっていう話とかをずっとしていた。
「あ~、楽しみなのかな」と思ってたし、私も毎回ニコニコしながら「凄いね!」とか「そんな人達と一緒なんて光栄じゃん!!」とか言ってたんだ。
本当はよく分からない話だし、他のホストクラブでって言ったらそれこそ初体験の人かAさんくらいしかいないしなぁって。
話したい気持ちも分かるし、私だってプレオープンとグランドオープンに行くんだからある程度知っていないとダメな気もして(笑)
だからプレオープン前に彼と仲良くしているっぽい人の名前とかは覚えてたんだ。
プレオープンをしてからちょうど1か月後にグランドオープン。
彼には「プレオープンは本当に自分の事指名してくれてるお客さんに、こんな感じのお店だよってお披露目みたいな感じだから。シャンパンとかそういうのは要らないし」って言われてたんだけど、問題はグランドオープン。
あまりに金払いが悪い客だと思われたら彼のイメージも良くないかもって思って。
お金をどうにかして工面しないとまずいなって思った。
週3、4だった出勤も4から5日に変わっていったんだ。

趣味は趣味で楽しむ。でも仕事も。。

彼の事は応援しているし、私も頑張ってお金を用意したかったから仕事も頑張ってた。
でもずっと仕事じゃ息が詰まるし、個人的に良い接客が出来なくなってる気がした。
機械作業じゃないけど、一定のテンションで同じ事をずっと繰り返しているだけっていう感覚になっちゃって。
そんなの自分の為にもならないし、何よりお客様からの評判が下がったら私自身の給料も指名も減っていくばかりだと思った。
だからそんな時にはビジュアル系のライブに行って、ヘドバンしたり騒いで気を紛らわせてたし、幸い都内だと毎週絶対にどこかしらで知ってるバンドのライブはある。
それにバンギャやって長かったから色々な地方に友達も知り合いもいた。
大体みんな夜のお仕事をしてたから、風俗って言っても引かれることはないじむしろ同業だったの!?とかお店どこ?とかそんな会話になるから気楽だった。

プレオープンの日は少しだけお洒落した


いよいよプレオープン。
彼も気合い入ってたし、開店準備してる時の写メとかも送られてきて「楽しみだな」って気持ちが大きくなっていった。
私もいつもより少しだけお洒落をしてお店へ向かったの。
彼がいるメンキャバは何回も行ってるけど、彼のいる「ホストクラブ」は初めてだったからドキドキしながら店内に入ったら、すでに結構お客さんがいた。
彼の源氏名も前と違うものになった。
一文字だけ私の本名の漢字いれてくれたのは、彼なりの優しさだったのかな(笑)
「〇〇指名です」って伝えたらすぐに彼が来て席に通されたけど、いつもと全然違うし知らない人ばかりの空間でちょっと戸惑った。
「何でお前そんな緊張してんの?」って言われたけど「当たり前じゃん。知らない人ばっかだもん。。」ってなっちゃって(笑)
でもほとんどが経験者で内勤も経験者だったから、ヘルプ回しも上手くてすぐにイケメンのヘルプさんが着いた。
「初めましてー!〇〇の指名なんだ!」とかすぐに「HINAちゃん〇〇と一緒に住んでたりする?」って聞かれたけどその時は「いやいや、家が近いだけ」って誤魔化してたんだ。
何だかんだで鏡月だけだったし、無理強いされる事も無くてお会計も安く済んだし楽しかった。

貯めたお金でグランドオープンに


それからも彼は頑張ってたし、私もお金は少しずつ貯めてた。
そして、グランドオープンの日。
私まで気合い入っちゃって、この日に合わせて髪色もネイルも変えてエクステもつけた。
やっぱりオーナーが超有名人なだけあって、ほすほすとかでも気合い入ってる特集とかも組まれてたんだ。
そして1ヵ月ぶりの店内に足を踏み入れた。
店の外にも同業者からの盛大なお祝いのお花が沢山あって、その時点で圧倒されてたけど店内は大盛況。
凄かった。
初見さんはいないのに、それこそめちゃくちゃ盛り上がってて・・。
1か月ぶりだけど私の事を覚えててくれて、もう知らない場所じゃないんだなぁって思ってちょっと安心したんだ。
周りを見てもほぼ風俗の子だろうなっていう子か、有名キャバ嬢まで。
何となくアウェイ感も感じたけど、折角来たなら楽しまないとだしお祝いしないと勿体ないって思ってヘルプの子にも結構飲ませた。
彼にも「本当に来てくれてありがとう」とかガラじゃないじゃん!って思うセリフ言われて(笑)
でもシャンパンコールがあるたびに彼が抜けて行ったりするのは少し暇だし、その間皆携帯ばっかり弄ってて面白かったな。

元風俗嬢。田舎から都内に出て風俗嬢として5年間勤務の後に在宅ライターとして活動中。風俗嬢時代はホストにもハマり出勤と出稼ぎを繰り返し、鬱病や合併症に悩む日々が続きました。アニメや漫画が大好きなオタク系元風俗嬢。自らの良い経験も嫌な経験も頑張る女の子の役に立てればと思い執筆活動中!!

 
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