ホスト

【同棲ホストとの関係の変化。続かない仕事。】消えていく私のお金⑤

  • 閲覧数:1731

こんにちは!HINAです♪
遂にホスト連載も5回目になります。
まずはこちらからご覧いただけると嬉しいです!
まだまだ序盤なのでこれから色々と過激なお話や、共感できる部分がかなり多くなってくるかと思います。
連載が終わるまで是非(まだまだ終わらないですよ!)お付き合いください!

代償は大きかったけどいい人になっていた

やっぱり、一緒に暮らしているから家の事は彼に任せっきりで私はメンキャバに遊びに行きお金を使う。
一緒に住むからには少なからず代償はある。
でも、それすらも楽しかったの。
バンドマンの時と同じで他の彼のお客さん。
って言っても彼にはお客さんが若干いるくらいだったから、あまり被ったりはしなかったんだけどね(笑)
それでも卓が被れば「私は一緒に住んでるのにアフターもしてもらえないのかぁ。かわいそう」って見下してたし優越感もあった。
私は一緒に住んでいたからかもしれないけど、彼は過剰な営業はしないタイプだった。
だからホストとしての「いい人」認定になっていて、家に帰れば炊事に洗濯に掃除に。
家事は何でもやれるから「普通にいい人」それに手もまだだしてこなかったから尚更その時はそう思っていたんだよね。

一ヵ月経ったら関係性が変わった

一ヵ月位は本当に楽しくて、私が「実家に荷物取りに行ってもいい?」って聞いた時も「もちろん、あとバスのお金俺が払うよ」って言ってくれてたんだ。
だから一緒に行ってる友人にも「あいつあんないいやつだと思わなかった。でも指名されてる所そんなに見ないけどお金あるね」って言われて私も結構いい人の所に転がりこんだんじゃない?って思った。
そう思うよね。
なんでも払ってくれるんだよ。
普通は「かっこいいー!紳士!」ってなると思うし実際に私がそうだった。
でも、一ヵ月と少し経った頃から私のお金はどんどん消えていった。
お金って無限で生まれるものではないから、シャンパンは卸さなくとも毎日の様に通って少し安くしてくれてもそれなりの金額は飛ぶ。
それに一番変わったのは彼と「彼氏彼女」の関係になった事。
これが一番大きかった。
それからはそんなに多くはないけどあんなに「HINAに手は出さないよ」って言っていた彼も、寝るときに横になってたら後ろから胸を揉んできたり、抱き着いてきたりでエッチもするようになった。
でも、彼氏と彼女になったという事は今までの何も考えなくて良かった時期は終わるって事だった。
私は彼とエッチもするし変わらずメンキャバには行くし。
でもお金は足りない。
ここで楽しかった最初の一ヵ月は終わったんだ。

お金の為に仕事を探した

お金がなくなれば自由にメンキャバに行く事なんて出来なくなっちゃう。
でも、昼の仕事はしばらくやってない。
てなるとやっぱり行きつくのは元々やっていたキャバクラ。
新宿の東口で「あ~これからどうしよう。仕事。。ライブも行きたいし」って思いながらタバコを吸ってた時にスカウトに声を掛けられて喫茶店に行った。
当時の私の見た目は所謂ageha系。
髪色も明るいミルクティーでつけまもばっちりで愛読書もagehaだった。
それに何といってもage嬢が大ブームだった全盛期だったから「じゃあ、ディアレストどうですか?HINAさんなら体入時給6000円は出るんで本入したら8000円とかいけますよ。」って言われてディアの体入に行ったの。
でも、この時私はまだ住所が実家のままで住民票も必要で体入すら出来ないまま終わって。
正直、本当にどうしようって思ったけどスカウトさんに相談して結局実家からこっちに住所を移すことにした。
一回実家に戻ってすぐ手続きを済ませて都内に住所も移した。
「これでやっと体入いけるー!!」って嬉しくて色々体入をしたりして、一件ドリンクバックもしっかりしてて働けそうだなって思ったのがその時のめちゃくちゃ有名店。
そこに本入することに決めた。
agehaモデルも在籍しているお店だったんだ。
体入して雰囲気が良くなくて本入するか悩んだけどそれでも、いくら雰囲気が悪くても「ここは地元じゃない。歌舞伎町なんだよ」って言い聞かせて何とか仕事も頑張ってた。
でも、地元のお客さんはいても東京にお客さんはいない。全くの0だから強制同伴日なんかは同伴も出来なくて。
今だったたら自分の不甲斐なさに落ち込んだりするかもしれないけど当時は「はぁ?強制とか地元でなかったししょうがないじゃん。だる。店やめよ」って思って努力もしたくないしめんどくさすぎるってすぐやめちゃった。
そこからはずっと本入出来そうなお店を探しながら体験入店を延々と繰り返してた。

でも、ちゃんと働かないとお金は稼げない。
そんなの分かってる。
嫌って程分かっているけど「歌舞伎町のシステム」は地元のゆるいキャバ嬢だった私には敷居が高すぎた。
どうにかしてお金を稼がなきゃ。
その気持ちだけでキャバクラを探し続けた。

元風俗嬢。田舎から都内に出て風俗嬢として5年間勤務の後に在宅ライターとして活動中。風俗嬢時代はホストにもハマり出勤と出稼ぎを繰り返し、鬱病や合併症に悩む日々が続きました。アニメや漫画が大好きなオタク系元風俗嬢。自らの良い経験も嫌な経験も頑張る女の子の役に立てればと思い執筆活動中!!

 
PAGE TOP