ライター紹介

【新ライター自己紹介】薬物依存症を克服し、気がついたら売れていた元風俗嬢・湯沢ゆゆライターデビュー!後編

皆さん、はじめまして!
女版風俗オタクの元風俗嬢・湯沢ゆゆです。
初めて風俗の仕事をしたのは15年前。
昨年末に風俗を引退しましたが、現役時代は裏でしょっちゅうババアとかかれていたような歳です。

モットーは「やりたいことだけやっていく」「人生ノープラン」「なんとかなる」
そんな行き当たりばったりなわたしの風俗経験をご覧ください!
前回をご覧になっていない方はこちらからどうぞ!

冴えないアラサーがソープの面接を受けてみた

そのときわたしは30代前半。なぜ今度はホテヘルではなくソープで働こうと思ったのでしょうか。
わたしは今後何年風俗を続けるかなど、
目標がまったくなく将来特にやりたいこともなくノープランな人生を歩んでいます。
今後長く風俗で働く可能性も大いにあります。
30代前半の今のうちにソープで働きマットなどソープ独自の技を覚えておけば、
その後ソープでもヘルスでも、働ける業種の選択肢が増えると思ったからです。

もしアラフォーになってから「ソープ未経験でマットができない。だけどソープで働きたい」と言ったらよっぽどの美女でもない限り採用されるのは難しいのが現実ではないでしょうか。
実際ソープの面接を受けてみたところ、30代前半でソープ未経験・マットもできない(そして容姿もよくない)となると面接担当のスタッフにも「うーん…」と微妙な反応。
「…まずは働いてもらって、アンケートなどお客様の反応を見て今後どうするか決めましょう!」ということでギリギリのラインでなんとか採用をしてもらうことができました。

30代前半でソープデビュー!でも道は険しかった


おっしゃー!がんばるぞー!と気合を入れて出勤し、まずはお店のベテラン嬢さんからマットの講習を受けます。

初めてマットを見て、体感して、「世の男性はこんなエロいことを楽しんでいたのか…!」とぽかーんとしつつも技術を身に着けようと四苦八苦。接客も四苦八苦。
全力で挑むものの、周りはわたしより若くてかわいい嬢さんばかりで、その子たちのほうが技術もある。
当然わたしは売れません。

ホテヘルではめちゃくちゃな気合いをいれなくても№1を維持していたわたしはここで風俗嬢人生初の挫折を味わいました

悔しくて悲しくて仕方がなかったけど、あきらめるわけにはいきません。
ネットで調べてはじめてフリーで風俗の講習員をやっている方がいると知り、お金がないながらも講習に参加します。
その講習で教わったマットはお店で習ったマットとはまったく内容が違い、
「なんじゃこりゃあ!すごい!」とひたすら感動。
その後二ヶ月に一度のペースで講習を受けに行くようになります。

そしてわたしが教わっている講習員さん以外にも、この世の中には風俗関係のセミナーなどを行っている方がいることを知り、進んでセミナーにも参加するように。

講習を受け続けていたらソープ嬢として軌道に乗ってきた


講習・セミナーで教わったことをお客様に実践するとなかなかの好反応です。

次第に本指名のお客様が増え、ほぼ毎月何なかしらの風俗に関する勉強会に参加をし、お客様が来店する度に新しい技を行うことで本指名の方も毎回新鮮さを感じてくれたのか喜んで通ってもらえるようになったのです。
自分の技の引き出しが増えたことで、はじめてお会いするお客様にも「こんなの初めて!」と言ってもらえることが多くなりました。
写メ日記で「今回はこんな講習を受けてきたよ」とアピールすることで、「仕事熱心な子だと思って」という理由で来店される方も増えました。

お客様が喜んでくれるともちろんわたしも嬉しい。
仕事が楽しい。そう思って働いていたら徐々に完売する日が増えてきたのです!

前向きな気持ちでいて仕事を楽しむこと、これはホテヘル嬢として売れていたときと同じ考えですね。
結果を出すことでお店からも推してもらえるようになり、ソープ嬢になり約二年経った頃、お店でそれなりのポジションに立つことができたのです。

容姿や年齢など、周りより劣っているところがあっても自分の気持ち次第でそれをカバーし、売れることはできます。
もちろんそこに至るまでにとても苦労しました。

なんせわたしはもともと18歳風俗未経験でイメクラを不採用になったような女です。それでも諦めずに努力をすれば、それはいつか報われるはずなのです。
ソープ嬢としてひたすら走り続けていたら、いつしかわたしは30代半ばになっていました。
結婚願望も出産願望も特になく将来の夢もないわたし。
仕事は大好きで今は売れているけれど、アラフォー、それ以上の年齢になったらさすがに道が険しくなりそうだなあと思っていたころです。

子宮に痛みを感じることが多々ありました。検査に行ったところ、子宮内膜症だということが発覚。

このままでは子宮頸がんになる可能性もあると医師に伝えられます。わたしの目の前は真っ暗になりました。
下を使わないソフトな風俗の仕事もありますが、いい歳ですしもう風俗から足を洗おうと決意したのです。

ソープ嬢になって5年が経ったころ、風俗業界を引退しました。

風俗を引退してから

身体さえ健康であればわたしはまだ風俗で働いていたと思います。
なぜなら風俗が好きだからです。
現役時代の最後のほうは仕事を追求しすぎて、女版風俗オタクのようになっていました。

今もどこかで風俗と繋がっていたいという気持ちがあり、NAISHOでコラムを書くに至りました。
風俗を本業としていた期間が約8年。
もう昼間の仕事には就けないだろうな…と思っていた矢先で、SNSを通じてあるエステの女性オーナーと知り合います。

ご縁があってそのエステで働くことに。オーナーはわたしが元風俗嬢ということは知っていますが、頭の柔らかい方でその過去も含めてわたしを受け入れてくれたのです。
リラクゼーションやエステの仕事は風俗の仕事と似ているところがあると感じています。
自分の腕でお客様を癒すこと、喜んでもらうこと。
自分のサービスを気に入ってくれたお客様から指名をもらうこと。

病気の不安を抱えながらも、そんな点に魅力を感じながら仕事をしています。

そんな今も相変わらず今後のことは特に考えていませんが、
やりたいことだけやって生きていってもなんとかなるものだと気楽に生きています。

これからわたしが書くコラムを読んだ皆さんが楽しんだり、役に立ったりと少しでも貢献できますように。
どんなお仕事でも人が喜んでくれたら最高に嬉しいですもん!

風俗を引退しても風俗業界の魅力にはまり続ける元風俗嬢。
ヘルス・ソープやその他あらゆる業種を経験し、風俗の仕事を趣味レベルに愛していました。過去にライターの経験も少々あり。出戻りはしないけれどどこかで風俗業界と紐づいていたいので、NAISHOさんにてライター活動を開始!引退する30代半ばまでそこそこ売れていたのに、現役時代になぜ貯金をしなかったのか悔やんでいるこの頃です。

 
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