エピソード

【新しいお店に初出勤】私を待ち構えていたのは最悪なお客さんだった12

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HINAです♪
前回は出稼ぎについても少し触れてみました!
出稼ぎだけのコラムも近いうちに書けたらいいなぁと思っています♪
今回は新しいお店に移ってからのお話になります!
第1話はこちらからご覧ください。

新しいお店は大型店

無事に前のお店の店長にも報告が終わって「本当に良かった。でもHINAちゃんはまだ若いからだけどずっとやれるお仕事でもないからね。本当に今までお店の一員として頑張ってくれてありがとうね。」って言われたんだ。
初めてのちゃんとした在籍店だった。
仲の良い子も沢山いた。
だからやっぱり悲しかったし、こんなに良いお店が無くなっちゃうのは正直納得もいってなかったんだ。
店長は落ち着いたら、新しくお店をやるかもしれないって言ってた。
でもいつになるかも分からないし、私は次の日早速新しいお店に宣材写真の撮影に向かった。
この日はお仕事として稼働はしなかったけど、スタッフさんに挨拶をしたり店長と話したり。
今までのお店が基本的に事務所待機だったのに対して、新しいお店は車待機だったからそういう違ったところも教えてもらった。
今までのお店が簡単に言うと「ランク分け」というのをされていたの。
勿論1番高いお給料でお客様も支払う額が多い1番ランクが高い子はSで、このSランクの女の子は基本的にみんな「AV出演経験がある女の子」だった。
だから正直可愛くはないって思う子でも、AV出演経験があればSランクでお給料も高め。
1番高い女の子が60分で5万円くらいだった。
ちなみに私はBランク。
普通に風俗やってる一般の女の子とかは大体このランクだった。
でも、新しいお店は前のお店みたいなランク付けはなくって、普通にAV出てる子であれば料金として1~2万多くお客様が支払う仕組みだった。
私はただの一般人だけど、そこのお店ではプラス5,000円の料金になってたんだ。
正直、今まで稼げればどこのお店も大して変わらないだろうなと思っていたからビックリしたし、新しい店長さんにも「私にプラスの料金つけて入ってくれるお客様いますかね。。」って不安になって聞いた。
「大丈夫だよ!うちはジャンルもそれぞれだし1日の集客率多いから」って。
店長と相談した結果、私はギャル系でもないしどちらかというと可愛い系の洋服を好んで着てたからそっち路線でいこうってなって(笑)
女の子のプロフィールにムービーが載せられるんだけど、そのムービー撮影の時も「HINAちゃんぶりっ子して」って言われて普段は結構ハスキーな声だけど、思いっきりぶりっ子してるムービーが掲載されてたの(笑)

撮影が終わってから彼に報告


撮影とかが終わって、いつでも出勤出来る状態になってから彼に「新しいお店に移る事になったから」って報告をしたんだ。
彼も「どこのお店?」とか「何時~何時まで働くの?」とか聞いてはきたけど、そこまで深くは追求されなかったしAさんの事もそこまで言わなくなってた。
この頃彼も今いるメンキャバをやめようかなって話をしてて。
従業員も結構やめたり飛んだりしている状況だった。
私は彼のお店が変わったとしても行くけれど、見知ってる従業員に会えなくなるのは少し寂しいなって思ってたんだ。
歌舞伎町は狭いから、またどこかで会えるんだろうなとは思ってたけど。
彼も結構悩んでたから、私が出勤する前に彼のお店の入り口で彼にタバコを買って渡しに行ってたり。
彼より私の方がお金は稼いでたから、なんかしてあげなきゃって気持ちになってたんだ。

新しいお店のお客様


新しいお店にも少しずつ馴染んできて、何より車待機だから他の女の子と鉢合わせても正直毎回誰が乗るかも分からないから話すこともなくなっていたの。
頑張ってマニュアル通りに仕事をこなす日々だったなぁ。
そんな時に写真指名で私に入ってくれたお客様がいた。
自宅のお客さんだったんだけど、自宅って毎回少しドキドキするんだよね。
いつも通りにお客様の元に向かったの。
お客様の自宅について中に入ると真っ暗。
かろうじてリビングだけに電気がつけられていて、何とも言えない雰囲気で。
私も「お邪魔しまーす。」って小声になってた。
リビングの横に一際明るい場所があって「あ、何か熱帯魚とか飼われてます?」って聞いたら「あー金魚飼ってる」って言われたんだけど、水槽がコケで真っ黒で中にいる金魚が見えない状態。
ここでこのお客様なんかおかしいようなって思って。
リビングに入ったらそこら中にタバコの空箱やビールの空き缶が転がってて、所謂ごみ屋敷状態だった。
でも、お仕事だしと思ってシャワーに一緒に入って(渋々だったけど)、プレイ開始のはずだった。
突然お客様に押し倒されて「えっ!?」って思ってたのも束の間。
男の人の本気の力で首を絞められて、逃げたいのに逃げれない。
こんな所で死にたくはないって思ったけど、冷静に判断も出来なくて。
申し訳ないと思ったけど、みぞおちに膝をいれて蹴り上げて何とか逃げた。
この人が私の初めてのNGのお客様になったんだ。

元風俗嬢。田舎から都内に出て風俗嬢として5年間勤務の後に在宅ライターとして活動中。風俗嬢時代はホストにもハマり出勤と出稼ぎを繰り返し、鬱病や合併症に悩む日々が続きました。アニメや漫画が大好きなオタク系元風俗嬢。自らの良い経験も嫌な経験も頑張る女の子の役に立てればと思い執筆活動中!!

 
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