こんにちは。
NAISHO編集長泡典子です!
先日行われた『第1回風俗店長会議』についてレポートします。
会議内容全部は公開できませんが、少しご紹介したいと思います!
『神店』を目指して
今回の店長会議は一回で完結するものではなく、「最高の風俗店=神店」を目指す風俗店経営者たちの研鑽の場であり憩いの場としてスタートしようと発足されたものです。
『お客様からも愛され、集客も多く、スタッフ・キャストも働きやすい』
全方位完璧な伝説的風俗店。それを「神店」と私たちは呼んでいます。
例えば、
バスケットにおける“スラムダンク”
ヒカルの碁における“神の一手”
美味しんぼにおける“究極のメニューと至高のメニュー”
のように、辿り着かないかもしれないけれど、できるかもしれない。そんな高みへ。切磋琢磨しながら目指そうではないか!という語り合いの場です。
勇気ある参加店舗様一覧
私は立場上たくさんの女の子から話を聞く機会が多く、働くキャスト側の状況はわかるのですが、店舗側の話はなかなか時間をとってじっくり聞くことがあまりないので
『店舗を運営する店長さんたちは、今の風俗低迷の状況をどう考えているのだろう?』
なかなか腹を割って話す機会はない店長さんたちと「店舗の経営」という軸を持って、情報交換し、話し合いたい!と考え、かりんと池袋のにしやまさんと開催できる運びとなりました。
そんな思いつきで始まった会議に、様々な業種から店舗様が集まってくださいました。(順不同、敬称略)
かりんと池袋【オナクラ】にしやま店長
http://sm.ikekari.com/top.php
吉原ペパーミント【ソープ】川添店長
https://www.cityheaven.net/tokyo/A1311/A131101/peppermint/
SPA WHITE【女性向け風俗】あす香オーナー
https://spa-white.jp
池袋サイドライン【デリヘル】まりな店長
https://www.cityheaven.net/tokyo/A1305/A130505/sideline-tokyo/
新潟ダイアナ【デリヘル】西山店長 大谷店長
https://www.cityheaven.net/niigata/A1505/A150503/diana-niigata/
いつもお世話になっている皆さまをはじめ、
今回は、新潟からもご参加が!
そして、普段なかなかお話をさせていただくことができない、吉原からのご参加も!!!
皆さまわざわざお出でいただきありがとうございました。
業種がバラバラでも悩みは同じ
皆、共通して悩みを持っているのは『求人』についてでした。
風俗で働きたい求職者は溢れていて、需要と供給バランスが崩れて完全に供給過多なのに、どの店舗も求人で悩んでいるという状況。
『なかなかコンスタントに出勤してくれる女の子が定着しない』
これはどのお店でも共通した悩みのようでした。
業種もエリアも関係ないのです。
お互いの求人サイトを見せ合って話し合ったり、
ヘブンさんの営業マンとの付き合い方についての話も出て盛り上がりました(笑)
今回の参加者は半分が女性だったこともあり、実際に働くキャスト側の意見を踏まえて、経営者としてどのように戦略を立てるべきなのかを意見を出し合って真理を探す様は、風俗の会議とは思えない、まさに経営会議でした!
『癒し』と『救い』
お客様が風俗キャストに求めるモノは2種類あるという話が挙がりました。
それは、『癒し』と『救い』
女性向け風俗についての話し合いにて発されたこのワードはかなり確信を突いていたと思います。
接客テクニックやマッサージなど、スキルで「癒し」を提供することと、お客様の心の寂しさや心の隙間を「救う」こと。
求められる価値は2種類あるのに、広告サイトなどでは癒しも救いも一緒くたにされていて、分かりにくいし提供しにくいため、結果ニーズを満たしにくくなってしまう。
そして、ニーズとサービスの内容の不一致で、結果リピートに繋がらない。
ロングでリピートして下さるお客様は、「救い」の部分が満たされている可能性が物凄く高いのです。
「癒し」の部分は、講習を重ねたり自分の努力で何とかなる部分が多いです。でも「救い」は相性の部分も大きいでしょう。
などなど、客観的に業界を読み解き、分析して考えると見えてくるものは大きいということがとても勉強になりました。
【最後に】飽和した業界で必要とされるのは、人と人との繋がり
風俗業界に限らず、日本はモノに溢れ全てが供給過多。ほぼ全てが足りているのです。
スキマと呼ばれるまだ誰も手を出していないような市場も限りなく少なくなる中、市場を切って細分化して需要を掘り起こし、どうやって喚起して購買活動を活性化していくかはビジネスに取り組む人たちは誰もが頭を使っているところだと思います。
そんな中で、どんな商品やサービスが売れるのか。
それは、どれだけ「人の心」が投影されているかです。
例えば、書店に行けば「書店員のおすすめ!泣きながら一気に読破してしまいました!」というPOPが立っていたりすると、「本屋で働く人が泣きながら読むんだったら面白いんだろうな」と思って読みたいと思ってしまうように、
自分ではない誰かの「心」が動いているモノに対して「もしかしたら私も感動するかも」と、私たち人間は共鳴しやすくなります。
何かをネットで買う時も、人気ランキング上位かと同時に、口コミで書いている人がどんなことを書いていて、満足しているのか気になりませんか?私たちは知らず知らずのうちに「誰かの心」が動いているモノに信用を寄せて買いたいと思っているのです。
そんな世の中で、キャストの皆さまも、風俗店のスタッフの皆さまも、人と人の繋がりを重点を置いて信頼関係を築いていくことで他の店と差別化していくことができると思います。
キャストもスタッフもお客様も、求めていることは『救い』なのだと、私はとても感慨深く感じました。
この業界に訪れた全ての人々の心が、救われますように。
今後とも店長会議参加メンバー一同、よろしくお願いいたします!
泡典子