毒親って、どんな親か?
こんにちは、Rieです。
最近なのですが、一人で暮らす母親の家のゴミ出しに行ってきました。
タンスの引き出し、クローゼット、押し入れと、
一日では到底出来ない量に物を整理してきました。
まだ途中なので、再度行く予定なのですが、
それはそれは、本当にトラックが必要な位の物。
と言っても、母は凄くきれい好きなので、ゴミ屋敷ではありません。
綺麗に整理整頓され、収納されていました。
しかし、綺麗に収納されていたものは
全て過去の産物。不要な物です。
しかし、ひとつ又ひとつと、母にとっては捨てられない思い出の物でした。
祖母の着物、祖父のカメラ、
別れた私の父から貰った物、殆どあります。
洋服も、50年前の物も、とっても綺麗にタンスにしまわれていました。
亡くなった祖母の若かった頃の着物も、最近の物みたいに綺麗に保管してありました。
祖母は生きていたら100歳
20歳の頃の着物として80年前のものです。
戦時中??本当にびっくりでした。
母も、綺麗に収納しすぎて、いつの時代のものか分からなくなる位。
それらの物を1枚1枚広げては、泣き出してしまう母。
どんなけの思い出を背負って、過去を捨てられずに生きて来たんだろうと、
私も驚くほどどでした。
捨てる、捨てないを自分か決める事が出来ない
この母親こそが、私の毒となる母親なのですが…。
毒親とは、言葉の通り
子供にとって毒となる親の事を言います。
最近では聞き慣れた言葉ですが、
少し前までは、子供にとって毒となる親でも
『親だから』
そう、思ってやり過ごして来た人も多いと思います。
親に向かって毒なんて、昭和の人が聞いたら怒ってきます。本当に。
しかし、そのせいで
自分の人生を生きることが出来ず、
親と似た様な悲しみを抱えたり、
親と同じ失敗をしたり、
知らないうちに、親に自分の翼を折られてしまっている場合もあり、
気か付けば、親の人生をなぞるように生きてしまってる場合が結構あります。
この問題は、放置していても解決はしません。
問題の解決に取り掛からないと、悲しいですが、そのスパイラルの中で生きて行くしかありません。
そして、そのまま命を終えてしまう事になるんです。
、苦しんでいる人がいたら、時間はまだあります。
どうか、問題に取り掛かって欲しいと、そう思います。
風俗で出会った女の子達
私が風俗業界で仕事をしている時、
様々な事情を抱えた女の子に出会いました。
仲良くなった女の子も沢山いて、色んな話を聞かせてくれました。
風俗業界に足を踏み入れ、その場所に居てるという事は
そりゃ、その子達の今までの生きて来た時間が
どんなに大変で、苦しかった事だろうと、話を聞くのが私の負担になる位、
ズーンを重たい話ばかりでした。
私も、人の事は言えない位の壮絶な経験を小さい頃からしています。
成人して、自分の責任で色んな選択をしてきても、
大人になって、結婚相手を自分で選んだり、出産する事を自分で望んだり、
勿論、好きになる人を決めるのも自分です。
その大きな選択で、毒親を持つ子供は、毒親に影響されている事も分からず、
多くの影響を元に選択してしまいます。
例えば、両親が不仲だったから、絶対に私は温かい家庭を創りたい。
これは、一見素敵な事に聞こえますし、間違ってはいません。
しかし、温かい家庭というのは、
本来は、願って創るのもではなく、
家庭と言うのは、そこにあれば温かくなるものなんです。
温かい家庭という物を必死に思いすぎたら、
そこから執着になって、家庭にひずみが出てきたりします。
反面教師と言うのは、スタートラインがマイナスである事を忘れてはいけないんですね。
一般的に育って、温かい家庭の子は
結婚したら、イコール幸せで家庭は温かいもの、という解釈。
夫婦仲が良くない、冷え切った過程で育った場合、
必死になって温かい家庭を創らなくてはならないと、そう思ってしまいます。
生きて行く上で、どっちが楽か、直ぐに理解出来ると思います。
どんな環境や、どんな暮らしで自分が成長してきたか、
どんな事を親から受け取ってきたのか。
これらを知っていく事は、自分の人生を軌道修正して行くのに、本当に必要なんです。
成人して、大人になった自分でした選択も、
親の存在は、無視はできません。
親の辛そうな姿、苦労している姿を見せられすぎるのもそうです。
大人になったら、結婚したら、子供が出来たら、
こんなに大変なんだ。
そんなに苦労するんだ。
将来を思う時、マイナスのスタートになってしまい
『あんな風になりたくない』
これを軸に、あれこれと思ってしまい、
ただ単に、幸せを考えて楽しむ事から外れてしまいます。
環境と言うのは、思った以上にやっかいです。
分かりやすい虐待と、分かりにくい虐待
今、世間では頻繁に子供の虐待のニュースが話題になっています。
しかし、ニュースになっているのは氷山の一角でしかありませんよね。
親によって、体を傷つけられ、命を落としてしまうという最悪のケース。
そういった虐待は大きなニュースとして取り上げられます。
虐待の件数は毎年過去最高を更新していて、それだけ顕在化してきたという事なのですが、
身体的虐待は見た目で分かりやすいので、
『これは虐待だ。』子供自身も自覚する事が、ある程度の年齢になったら分かります。
しかし、体は傷つけられず、心をズタズタに傷つけられてしまう虐待というのがあって、
これを虐待だと気が付かず、そのまま大人になってしまった場合が、生きにくさに繋がってしまいます。