風俗のお仕事をしていると切っても切れない関係にあるのが「性病」です。
なってしまったことのある方も多いのではないでしょうか。
Moanaは現役時代、何度か性病に悩まされました。
風俗を上がった今でも背負っている病気もあります。この後なぜそうなったのかお話しします。
みんなが恐れている性病に迫る!
Moanaの初めての風俗はデリヘルでした。
そこでほんの数ヶ月後に早速感染したのが「性器ヘルペス」です。
性器ヘルペス感染症とは
『単純ヘルペスウイルス(HSV)に感染することで、男性では亀頭や陰茎、女性では外陰部を中心に多数の水ぶくれができて、やがて破れてただれになり、痛みや発熱を起こします。性行為以外でも、唇にできる口唇ヘルペスのウイルスがオーラルセックスで性器に感染したり、自分の口唇ヘルペスを手で触った後、性器に触れたりすることで性器ヘルペスを発症する場合もあります。また、ウイルスがついたタオルや便座からうつるケースもあります。坑ヘルペスウイルス剤による治療で症状が消失しても、ウイルスは神経節(神経細胞)に潜伏しており、ストレスや疲労等で免疫力が低下すると再発して不快な症状を引き起こします。ヘルペスに感染しても大半の人は症状が現れないので、いつ感染したのかを正確に把握することは困難です。免疫力が低下したときに症状が現れるので、症状が出たからといって直近で性行為を持った人が感染源と断定はできません。』
※記事抜粋
初感染のときの私は性病の知識も全く無く、性器ヘルペスについても知りませんでした。
私はお仕事中に性器に痛みを感じ、性病を疑いました。ですが、その頃の私はただ稼ぐことに必死で、収入が減る恐怖心から自分の体の違和感に対し見て見ぬ振りをしました。
40度の熱が出て日に日に痛みは増し、お仕事中はもちろんのこと、傷口の痛みから排尿すらまともにできません。数日後、太もものつけ根のリンパ節の鈍痛が酷くなり、歩行困難になりました。
痛みに耐えるために体のいたるところを叩いて痛みを与えました。いわば、自傷行為のような感じです。
さすがに医者に行きました。「なんで早く病院に来なかったの?!」とお医者様から厳しいお叱りをお受けました。
上記で性器ヘルペスについて説明したとおり、この病気は、ストレスや疲労等で免疫力が低下すると再発を繰り返します。
私は感染してから現在まで何十回も再発を繰り返しています。
初感染の症状と比べるとまだ耐えられる痛みではありますが、根本的に完治ができないこの病気には「精神的」にも苦しめられました。
それは、パートナーから理解を得ることが大変だからです。
私はパートナーとの話し合いの末、今は理解を得られましたが、理解を得るまでは再発するたびに浮気を疑われたりトラブルの原因となりました。
最近では医療の発達で薬を処方することですぐに治せる性病がほとんどかもしれません。
ですが、繰り返すことで不妊症、母子感染、ガンの原因となる可能性も高まります。
そして性器ヘルペスのように完治できない病気もあることをみなさんに知っておいて欲しいのです。
そして、もしもなってしまった時にはヤケにならずに自分と向き合い、どのようにうまく病気と向き合うのかも知って欲しいのです。
性病になる前に”できることは何か”を真剣に考える
1:定期的に性病検査をしよう!私は性病を繰り返し、検査を行わなかったことを後悔してからは、月に1度は自腹を切って自分の意思で必ず性病検査に行っていました。なぜなら、ハッキリとした症状が無くても性病と診断されることがあるからです。決して安い値段ではありませんが、性病にかかってしまって出勤できなくなる数日間の収入を考えると安い値段だと思います。検査結果を知ることで、ついでに「安心」も買えますからね!
2:自分のカラダの変化に敏感になろう!カラダは正直です。”なんかいつもと違う…”と思ったら、できるだけすぐに病院に行ってお医者様に診てもらいましょう。自己判断は信ぴょう性がありませんから、お医者様に頼るのが一番です!
3:接客スタイルを見直そう!即尺には気をつけましょう。とくに新規のお客様の場合は要注意です。シャワーを浴びることは汚れを落とし清潔な状態にするのはもちろんですが、性病が無いか確認するタイミングでもあります。性病の男性の症状の出かたを知ることも必要です。それから、NS/ノースキンと言われるゴムなしはしないようにしましょう…。お客様から求められることもあると思います。ですが、一度許してしまうと絶対に二度目を求められます。”ちょっとだけ” ”今日だけ”これはほぼ100%嘘です(笑) あなた自身の気持ちも「この前しちゃったし、まぁいっか。」とゆるくなりがちです。
性病について参考にしてみてください。
STD研究所 / 性感染症についてわかりやすく説明している動画もあります。
医療法人社団予防会 新宿クリニック / 保険適応外なので病院に行ったことがバレません。匿名での受診も可能です。
性病になってしまったら”どうすべきか”を知っておく
1:お仕事は十分な休暇を取ろう!無理に勤務すると症状の悪化だけでなく、もしも完全に治っていない状態であれば、ピンポン感染といってうつし、うつされの繰り返しになります。感染の疑いがない状態でお仕事に望むことは、結果的に自分のカラダを守ることに繋がります。そしてそれはあなたの収入へと直結します。無理をしたところで、また休暇を取らざるを得なくなってしまったら無理をした意味がないですからね!
2:本指名のお客様、パートナー、プライベートで関係を持った人に必ず事実を伝えて病院で検査してもらうようお願いしよう!状況や間柄により伝え方も異なりますし、悩ましいところだと思います。あなたから離れていってしまうかもしれない恐怖と隣り合わせですからね。その気持ちはすごく共感できます。ですが、何よりも”自分のために”相手に伝え、お互いに病気を治さなければなりません。曖昧なままにしたら、あなたの不安はいつまでも癒えません。
性病は単にカラダへの影響だけでなく、心にもダメージを与え、信頼関係も台無しになります。
性病に対する安易な考えは未来にあるかもしれない”後悔”の始まりです。不特定多数の人と性行為を持つのであれば特に自分のカラダや性病について知り、管理すること。それを私は自分に対しての”責任”だと思っています。
それは辛い思いをする女性が、少しでも減って欲しいという心の底からの想いなのです。
性病に関して何かお困りのことがあればいつでもご相談お待ちしております。