NAISHOをご覧の皆様、初めましての方もそうでない方もこんにちは!
レズビアンだけど現役風俗嬢やってます、ゆかこです。
今まで自己紹介として、私が風俗という仕事に就くまでの経緯や感想をお話させていただきました。
今回はもっと踏み込んだ感想をお話したいと思います。
キャッチフレーズのように言っておりますが、私はレズビアンです。
レズビアンということは男性を恋愛対象として見ることが出来ませんし、個人的には男性そのものがどちらかと言えば苦手です。
それでも現在風俗嬢として働いているわけですが、NAISHOをご覧の皆様の中には同じように
- 男性はあまり得意ではない
- 男性を相手にする仕事なんてしたことない
と、男性とお仕事として触れ合うことに、不安を感じている女性もいらっしゃるのではないでしょうか?
理由は人それぞれ色々あると思いますが、レズビアンである私が風俗というお仕事を通して感じたことを素直にお伝えしようと思います。
レズビアンからみた男性のプレイ
やっぱり最初の最初はものすごく緊張します。
というより怖かったです。
男性そのものもそうですし、こういう仕事をしようとする自分に対する嫌悪感もありました。
「自分でも出来るんだろうか・・」
「男の人と触れ合うって一体どんな気分なんだろうか・・」
今まで経験がないことを経験する時というのは、誰しも多かれ少なかれ緊張したり恐る恐るだったりすると思います。
私の場合はそれに加えて今までのレズビアンとして生きてきた自分を否定するような、裏切るような感覚もあり、ものすごく悩んで踏ん切りが付きませんでした。
風俗の仕事をしていることを、これから知り合う人にわざわざ自分から積極的に言うつもりはありませんが、仮にそれを話した相手、特に同じレズビアンの女性に
「結局男がいいんじゃん」
と思われるんじゃないかと、先走って不安になったりもしました。
余談ですが、セクシャルマイノリティの方の中にはいろんなタイプの方がいて、
- 女性しか恋愛対象にならない(レズビアン)
- 女性も男性も恋愛対象になる(バイ)
- 女性も男性も恋愛対象になるけれど女性の方が好き(バイ寄りのレズビアン)
- 女性も男性も恋愛対象にならない(Aセクシャル)
等々、いろんなタイプの方がいます。
(これらに対していわゆる一般的な異性愛者の人達を通称ノンケと呼びます)
また、この中にも性行為を含む場合と含まない場合があり、女性にも男性にも全く性的欲求を抱かない、というタイプの方もいます。
セクシャルマイノリティの人達の場合、恋人として付き合うまでのアプローチとして性行為があったり、お互いの相性を見るために性行為をしてみたり、遊びと割り切って性行為をしたりする人もいます。
男女と比べると性行為に対しては恋人同士になることよりも、手前の段階に来ることが多い傾向にあるような気がします。
話が逸れてしまいましたが、私はこの中のレズビアンというセクシャルで、女性と性行為をする際はいわゆる男役、タチしかしません。
キスやハグなどのスキンシップは男女と同じようにしますが、自分が触られたり受け身になるということはほとんど無いです。
だからこそ、始めは男性に触れられるということが怖くて怖くて仕方ありませんでした。
いえ、正直言うと嫌悪感こそないけれどいまだに触れられることはあまり好きではありません。
お店に出勤するのが憂うつに感じてしまうこともあります。
なぜなら、「自分だったら絶対に女の子にこんなことしない!!」と思ってしまうようなお客さんが多いからです(笑)
女の子にこんなことしない!
自分がレズビアンだと自覚して、初めて女の子と性行為に至る前。
もちろんそれまで誰かとそういう特別な行為をしたこともなかったので、意外と真面目で勉強家な私は、ネットで女の子の体のことを調べまくりました。
当時はなぜかオナニーというのに一切興味がなく、自分で自分の体を触っても気持ち良くなかったので、せめて相手の女の子のことは喜ばせてあげたいと思ったんです。
「どこをどう触ると感じるか」「どうすれば効果的か」等々・・
女の子の体と性行為時における心理を、頭でまず理解したかったので、経験の少ない男性向けにレクチャーするようなサイトを熟読しまくりました。
でも、恐らくですが、男性の中ではそういったことについて勉強したり、女の子の体について知識を得たりしないで、アダルトビデオや成人向けの雑誌や漫画、ゲーム等で女の子の「エッチな部分=デリケートな部分」について「固定観念」的にイメージを固めてしまっている人が多い気がするんです。
風俗経験のある女の子は分かるんじゃないでしょうか。
「いやいや、AVじゃないから!」っていう経験。
「そんなにされても痛いだけだよ!」みたいな。(笑)
私は自分が女の子と性行為をする時、絶対に嫌がること、痛がること、気持ちよくないことは絶対にしない。
相手に気持ちよくなって欲しい。
それだけ考えて接していたんですね。
なので、「女の子を相手にする」という点ではある意味私も男性と同じなので、自分勝手な攻め方にモヤモヤすることもありました。
今は慣れましたし、もちろん雰囲気作りも上手で優しいお客様もいます!
全員が全員、自分勝手なお客様というわけではありません。
・・でも、時々、
「私だったらこんな風にしないなあ・・」
「もっと違うやり方のほうが女の子は喜ぶのになあ・・」
なんて思ったりすることは、あります。(笑)
プレイが自分本位になってしまうお客様はやっぱりいらっしゃいます。
しかし、色々工夫することで少しでもその苦痛を和らげたり、プレイの方向転換をすることも可能です。
女性経験もあまりなさそうで不慣れな男性が、AVで見ました!って感じの攻め方をしてきたら、優しく手をとって「こうするともっと気持ちいいんだよ・・?」と教えてあげると、喜んでもらえる気がします。
※個人の感想です!(笑)
まとめ
男性は、案外女性のカラダについて知らないことが多いです。
先入観で触ったりプレイしたりって方もいらっしゃると思います。
そういう時はあなたからリードしつつ自分に負担の掛からない方向に持っていくとGoodです!
また、「どうしても気持ちがついていかないな・・」という時はもっとソフトなサービス、あるいはスキンシップの少ないお店を検討するのも良いと思います。
私は男性に興味もなく不感症で、幸いなことに基本的なプレイで激しい嫌悪感を抱くこともなく、未だに風俗嬢は続けられていますが、やっぱり中には苦手なプレイもあります・・。
それは事前にお店にも相談して、「どうしても出来ないことは出来ない!」とちゃんと伝えましょう。
嫌々OKしてプレイしてやっぱりダメで、となるとお客様もガッカリしますし結果的にあなたも傷付いてしまいます。
難しいお客様や、プレイが下手なお客様ばかりではありません。
怖い思いばかりするということも滅多にないでしょう。
しかし、一部のそういうお客様や怖い思いというのは他の良いお客様との接客経験を簡単に上書きしてしまいます。
自分を大切にしながら、そして、自分を大切にしてくれるお店を探して、それで「大丈夫!」と思えたら、まずは始めの一歩を踏み出してみましょう!