メンタル対処

【周囲の顔色をうかがって生きる】毒親から生み出される風俗嬢⑩

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皆さんこんにちは。
Rieです。
皆さんは「毒親」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
毒親とは子供に悪影響を与える親のこと。
前回の毒親シリーズをご覧になってない方は、こちらからご覧ください。

"不機嫌"な家族

風俗で働いてる女の子や、私も含めてですが皆さんの育った家庭で、
家族の誰かが放つ不機嫌がもたらす悪影響について、今回は書いていきたいと思います。

風俗に携わる女の子は大体の確率で毒親育ちです。

自分が毒親育ちという自覚があるなら、恐らく心当たりはあるかもしれません。

父親や母親の不機嫌で、ご機嫌だった自分が一気にテンションが下がったり、
気分が憂鬱になったりしたことありませんか?

子供の頃、特に小さければ小さい程、
両親がプリプリ怒っていたり、暗い眉間にしわを寄せたりしていた顔。
この顔、態度を見るのは辛いものです。

自分が何かの失敗をした訳でも無く、叱られる様な悪い事をした訳でも無いのに、
そんな両親に付き合ってきた人たちは、実はめちゃくちゃ多いのです。

それでも両親の事は大好きなはずですし、一生懸命に不機嫌な人の機嫌を取ろうと、
小さな体と、経験の少ない心で頑張ってしまうのです。
その頃から家族の機嫌を取り、顔色を伺う事を始めてしまっています。

早い人では、3歳から4歳で大人の機嫌を気にする事をしてるという、
とても可哀想な子供らしくない子供でいるという事を自然にしなくてはなりません。

どうして小さいうちからそんな事をしなければいけないか?というと、
それは生きていく為だからです。しかし生きていくためにしていた行動が、
後にとてつもない生きにくさを生み出します

絶対君主の父親や、子供を自分の評価と勘違いする母親

私の父親も、父親という威厳を保ちたいタイプでした。
母親は、世間がしてくれる子供の評価を自分のものにしたい人でした。

父親は意見をされると不機嫌になりますし、
母親はそんな父親を見て、ヒヤヒヤしています。
母親は私の帰宅が門限より5分遅れると、父親が怒るかもしれないからと言う理由で私を叱ります。
つまり、父親の不機嫌→母親が子供に対して不機嫌、となるわけです。

結局子供である私に全部のしわ寄せがくるのです。
悲しい事ですが愛情で子育てをするのではなく、
不機嫌を武器に子供を都合よく大きくしようとするのですね。
相手を脅かし怯えさせることは教育ではなく、ただのモラハラであり、精神的暴力です。

大人になっても中々抜け出せない壁

・相手の顔色をうかがう悪癖が付き、自己主張ができない。


・常にびくびくして、相手が自分に「怒っているかもしれない」と思ってしまう。


・いつも気を張っていないといけないため、家庭が安心できる場所ではなくなる。


・自分が悪くなくても、相手の怒りまたはその場を丸く収めるためにすぐ謝ってしまう。


・相手の態度が悪いと、自分が悪いことをしたのかと異常に深く思いつめる。

この状態、心当たりありませんか?
現状もそんな感じで悩んだりしていませんか?

生きにくさの原因がもし、これに当てはまるのなら、
絶対にあなたの責任じゃありません。

彼氏の機嫌が悪くならないような行動だけに力が入ってしまい、
段々楽しい関係で居る事が難しいと感じたり、職場での仲間の顔色が一番気になったり…。

自分の感情を長年無視してきたから、どうしても自分の気持ちは後回し
もしくは自分の感情は無かった事にしてしまうのです。

自分を大切にするという事

この生きにくさから脱出するには最初は戸惑うかもしれませんが、
自分を大切にするという事です。

自分を大切にするという事は解釈が難しく思えますが、
やりたい放題好き放題という事では無く、自分の気持ちを知るという事です。

例えばそれが他人に伝わらなくても、
自分はどう思っているのか、嬉しいのか、悲しいのか、感じてみて欲しいのです。
その気持ちさえ分からぬまま、
他人の機嫌で自分のテンションが上がったり、下がったりしていたはずなのですが、
もう他人の機嫌で人生の楽しさや、喜びを奪われないで欲しいのです。

本当に愛してくれる人なら、どんな貴方でも愛してくれるはずですし、
愛している人に自分の機嫌を取らせようなんて事はしません。
本当に愛していたら自分の不機嫌さを愛する人に擦り付けたりもしないのです。
(怒らせる原因が自分の場合は別になりますが。)

『何で機嫌がわるいのかな?』
『何で怒ってるのかな?』

そんな事ばかりを気にする事に時間を費やす事が、
もう無駄だと言う事に気が付て欲しいのです。

幼少期からの習慣は、思った以上に自分に染みついているかもしれませんが、
思い切って自分の気持ち優先の生き方にシフトしてみてください。

人の不機嫌に付き合う事は、人生の大きな損失です。

若くして二児の母になった私は風俗の世界に飛び込む決断をしました。夜の世界の「光」と「影」を自身で経験しました。家族を守るため、風俗とともにがむしゃらに駆け抜けた6年間の濃密なコラムが皆様の元気に変わればと思い執筆活動を続けて行きますのでよろしくお願いします♪ Rie♡"

 
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