メンタル対処

【共依存の沼にハマる私たち】毒親から生み出される風俗嬢⑧

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皆さんこんにちは。
Rieです。
皆さんは「毒親」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
毒親とは子供に悪影響を与える親のこと。
前回の毒親シリーズをご覧になってない方は、こちらからご覧ください。

共依存という体質が風俗嬢を卒業から遠ざける

皆さん、共依存という言葉を知っているでしょうか?
最近は共依存という言葉を聞いた方も多くなり、共依存とはどんなものかを理解し、又、共依存体質の方は克服しようと考える人も多いと思います。
家族同士や恋人関係においての関係で共依存症がダントツに多く、
人の世話好きな人、面倒をかけられても大丈夫な人、一見愛情深そうな人が、
知らず知らずのうちに共依存症に陥っている場合があります。
特定の相手にたっぷりと愛情を注ぐことで、相手は満たされ存在しているものだと感じています。
無意識のうちに相手から依存されることを求めて、
『この人は私が居なければだめなんだ。』
と思い、自分に満足してしまったり、
また、相手が自分の望むような行動を取ることに大きな喜びを感じてしまったりと
愛情や思いやりという言葉の裏には、
「相手の支配と自己承認欲求」という恐ろしく強い気持ちがあり、やっかいなのです。
共依存症の人は、じわりじわりと特定の相手を共依存症の人に変えさせていき、
お互いが困っているときには愛情を惜しみなく、どんどん差し出し助けます。
その二人の絆は、見た目では強く、深い愛で結ばれている様に見えたりしますが、
実はそれが闇の中から抜け出せない原因という事になります。

共依存女子はやはり毒親に育てられることで共依存人生をえらんでしまう。

共依存とは恐らく昔からあったと思いますが、やはりこれも自分が育った環境や、
自分を育てた親、もしくは養育者による刷り込まれた、考え方の癖という事が分かってきました。
いわゆる毒親が原因であるという事です。
幼少期から思春期にありのままの自分を大切に育んで貰えず、
自分の存在価値を充分に感じる体験があまりないまま育ってしまった場合、
将来的に、他人に過度に愛情や承認を求める事だけに何もかも費やしてしまう事で、
満足してしまう心の状態になります。
「自分は生きる価値のある存在で、そのままの自分でも充分に愛されている」
という自尊心や自己愛が低ければ低いほど、
他人に認められたり喜ばれたり、または愛されたりすることでしか
自分の存在意義を感じることができなくなってしまいます。
そのままの自分をどうしても大切に思うことが出来ないというのは、
例外なく両親の影響が大きいということです。
風俗嬢はきっかけが自分で、風俗の道を選んで働いている女の子は比較的少なく、
恋人だったり、ホストだったり、両親だったりと、
そこの人間関係による問題がきっかけで風俗で働き、風俗から抜け出せない事が多々あります。
勿論、『風俗で働いてくれ!』そうストレートに言われる訳ではありませんが、どうやら
『私がなんとか支えなくては!』
とか、
『私が何とか頑張らなくては!』
とういう気持ちになりがちなタイプの女の子が多いのは明白ですよね。
相手の為に、
『私が風俗の仕事をしてまで支えている!』
というこの気持ちが共依存なんです。
恋人のギャンブルの穴埋めの為だったり、恋人の職業がホストでれば、
一生懸命売り上げに貢献しようとしたりするそんな女の子達を私は沢山見てきました。
辛く厳しいその仕事で得た収入を、そっくりそのまま渡してしまうのです。
しかし、その女の子の心はとても満足だったりするので、
ズルズルとその状態から抜け出せなくなるのですね。
『私がこの人を、立ち直らせる!』
『この人は私が居なければ生きていけない!』
そういう気持ちの裏には、
相手を自分のものにしたい気持ちだったり、コントロールしたい気持ちが間違いなくあります。
『私がここまで支えてるのだから、この人は私から離れられないだろう。』
こう思っているのです。
「自分は生きる価値のある存在で充分に愛されている」
という自尊心や自己愛が低ければ低いほど、この様な共依存状態に陥りやすくなってしまうのです。
そもそも風俗嬢は毒親育ちが多いのも特徴ですので、
(勿論そうでない女の子もいますが)そうなりがちです。
『相手の幸せが私の幸せ』
『この人の為なら何でも出来る。』
どうかこの間違いに気が付いてほしいのです。
この気持ちは愛では無く、心の病気の症状です。
誰かに愛される為に何もかも請け負う必要も全く無いのです。
共依存体質を持っている人は例え共依存関係となる人と別れても、
また似たような人を捕まえ、共依存に持って行く傾向があります。
共依存から脱出するには自覚することが第一歩となり、
そこから、自分のケアを自分でしていくしかありません。
時間もかかり大変な細かい作業です。
しかし共依存体質から、自分軸で生きる事を選べるようになった時、
間違いなく楽になり他人が評価をしてくれなくても、
自分の事をありのまま愛せるようになり、歩く道が一段と明るくなるはずなんです。
共依存という関係では、最終的に誰も幸せにはならないので、
時間はかかっても向き合うべき問題だと認識してほしいです。

共依存の克服

誰も幸せにならない共依存体質を克服するには、相当な覚悟が必要になります。
共依存の関係においては自分を犠牲にしても、相手を助ける立ち位置に立ちやすいので、
一つ一つの出来事に敏感になり、気を付けて行動を決めていかなければなりません。

自分を誰より大切にするためには、自分の本音を常にわかっていることが必要です。
心の声をしっかりと聴いてあげてください。
共依存の関係では相手の顔色を伺う事ばかりを気にしてしまい、
自分の本音をどう感じているかが、わからなくなっていることも多いので、
日常の小さな一つ一つの選択のたびに、
「私はどうしたいんだろう?」
と自分の本音に耳を傾けることを習慣にしてくださいね。
そして自分の本音を知ることが出来たら、少しずつでも相手に対して本音を伝えていってほしいのです。
『相手が怒らない様な選択』から、『私が望んでいる選択』へ。
それを目標にしてください。
共依存は間違いなく回復が可能です。

最終的には、
「自分はこのままでいい」
「人から認められてなくても、自分は自分」
と自己肯定感を取り戻し、心にある穴を自分自身で埋めることで共依存から脱却していきます。
また、
「何があっても、自分だけは自分を愛しているし、自分は自分を見捨てない」
という決心をすることで、
人にしがみつかなくても、自分自身が安心していられる生き方を出来る様になっていきます。

自分が共依存体質から抜け出さないと相手も立ち上がれない

共依存は対象となる家族や恋人が多いのですが、
自分が共依存だと気が付いた時に、そこを正したいと思って、
行動や選択をしていくと間違いなくその関係に混乱が起きてしまいます。
その混乱が怖くて、動けない人が多いのです。
私の場合もそうです。
主人と共依存関係だったので、
私がそれに気が付いた時は、家の中は混乱しました。
私が風俗業界で仕事をして家族や主人を支えていたのですが、
当時は
「主人や家族の為なら、私は何でも請け負って支えなければいけない。
それこそが愛で、夫婦なんだ」
と思っていました。
むしろ、その方が家族にとって正解の道とまで考えていたのですが、
今思えばそれは、自分の存在価値を見出す方法の一つであり、
主人が私から自立するのを恐れての行動だったのかなと、思える様になりました。
要するに私が風俗で働いてる事により、主人の自立の邪魔をしていたのです。
(自立すると言っても「私から主人が離れてしまったり、別れてしまう」などそんなものではなく、主人が私に頼らなくても家族を養うという事なのですが…。)
『私は家族と主人を支えてる』
という
その気持ちが、私には安心だったのです。
当時は自分の心の声や、本音を聞く事なんて考えもしませんでした。
しかし、共依存状態である風俗嬢の同僚の事は凄くよく分かりました。
他人の事は客観的に見る事ができました。
その時に自分に置き換えて、考えられたのが良かったのかもしれません。
私が全て請け負わなくても、私は愛されるべき存在なのだと気が付いて、
共依存状態から私自身を解放させてあげる事ができたのです。

若くして二児の母になった私は風俗の世界に飛び込む決断をしました。夜の世界の「光」と「影」を自身で経験しました。家族を守るため、風俗とともにがむしゃらに駆け抜けた6年間の濃密なコラムが皆様の元気に変わればと思い執筆活動を続けて行きますのでよろしくお願いします♪ Rie♡"

 
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