こんにちは。HINAです!
前回は怒涛の展開・・・。
本当に何が起こるかわからないですよね。
気づかないところで自分の身に何が起こっているかなんて、誰も分からないので本当に皆さんも気を付けてくださいね!
ホスト連載も遂に20話を迎えました。
これからもよろしくお願いします♡
第1話はこちらからご覧ください。
嘘以前の問題だった
正直に言ってもらった方が私の気持的にも楽だったのかもしれない。
けどお客様は「そんなことするわけない」って言って、慌てた様子もなく笑ってたんだ。
その瞬間に私は「この人は相当やばい」って何となくだけど思った。
普通女の子につけてるでしょ?なんて指摘されたら、そんなことないとか、そんなことしてないよっていうのは分かるけど、多少なりは慌てると思うんだ。
でも慌てる素振りどころか、笑いながらへらへらしてるんだよ?
そんなの正常じゃないしまともじゃないって思った。
だから私も「ねえ、人が怒ってるんだよ。なんで笑ってられるの?」って言った。
それに対して返ってきた言葉が「いや、つけてるわけないしHINAちゃんって可愛い勘違いするんだなって面白くて」って言われたの。
この人は手遅れだと思った。
私も決して人に常識あります、正常な人間ですとは言えない性格だし、そう思われても仕方ないなってこともやってきたけどこの人は完全におかしいし狂ってる。
もうこの場から逃げたいと思う気持ちと、この人はどうやってつけたのか聞かなきゃって気持ちがあって、最初にどうやってつけたのかを聞こうと思ったんだ。
「あのね、私〇〇さんに最寄り駅とか教えてないしなんでここが私の最寄りって言えるのかわからないけど」ってとこまで言ったところで「いや、何回も言わせないでよ~。ここじゃんHINAちゃんの最寄り。」ってまるで人の話を聞いてくれなかった。
「なんで?じゃあここが最寄りだとするよ。
でも私一言もそんなこと〇〇さんに言ってないよ。
教えてないし話してないよね。
つけるかGPSでもない限り私の居場所なんてわからなくない?」
本気で問い詰めたら若干バツの悪そうな顔しながら「いや、だってHINAちゃんに会うのってこれが1番早いじゃん」だって。
びっくりするよね。
「一番手っ取り早いのはお店に来ることでしょ?お店に来るお金がなかった?」
「お店に行くお金はあるよ。俺だって無職のニートじゃないんだからそれくらいはあるけどお金を払わないで会うのが一番でしょ?」
「それで私の仕事以外のプライベートな時間過ごしてる時に、たまたま会ったねとか声かけてこようと思ったの?」
「プライベートで会ったら何かしてくれるかもしれないじゃん」
こんな呆れたやり取りが続いた。
「プライベートでお客様に会ったから何かしようなんて思わないよ。あり得ないでしょ。仕事だよこっちは仕事以外で仕事しろとか出来る?〇〇さんは出来る?やりたい?」
「俺はやりたくないよ。でもHINAちゃんはすると思った。」
ふざけんな!!だよね。
話すだけ無駄だった。その後・・・
話すだけ無駄だったなと思って「降りるから止めてよ」ってきつく言ったら、やっと車が止まったんだ。
止めてくれた場所は最寄り駅近くのコンビニ。
降りようとしたら頭を後ろからつかまれて、無理矢理キスされた。
車内とはいえ外からも見えるし、人通りはそんなに多くはなかったけど出勤する人たちもまあまあいる時間帯。
びっくりして突飛ばそうと思ったけど、男の人の力に勝てるわけがなくて・・・。
キスしたままお客様はズボンのファスナーを下ろして、自分のモノを出して「早く舐めろ」って言いながら無理矢理加えさせられた。
本当に泣きたかったし、噛みちぎってやろうとも思った。
暴れたかったけど、下手したら殺されるかもって思いながら終わらせた。
「HINAちゃんとエッチしたい」って言われて「ふざけないでよこれ以上やれって?金も発生しないのにやるかよ!」って言い放った。
「冷たいね」とか言ってたけど知らないふりして「お金」って言ったの。
ぽかんとしてた。
「いや、仕事以外で仕事したんだよ。おかしいよね。しかもつけられてたとか嫌だよね。お金払って」って言ったらしぶしぶ2万円渡された。
「もう関わらないでお店にも来ないで」って言って車を降りた。
車からは見えるか見えないかの位置で、気分を変えたくて一服して見張ってたけどなかなか車が動かない。
家に帰ろうと思って後ろつけられてないかも確認しながら帰った。
今まで上手くいってたのに全て失った気持ちになった
今まで上手くいってて、お客様にもそれなりに恵まれてた方だと思ってたけど、この人との1件があってからお店にもしばらく行けなくなった。
男の人が怖いというまではいかなかったけど、彼以外の男の人や知り合い以外はみんなそういうことするんだろうなって思えてきて、仕事も体調不良ってことにしてしばらく休んだ。
彼に事情を話したら「そいつもやばいけど気づかなかったお前もお前だよ」って言われてどうしようもなくて・・・。
友達はみんな話を聞いてくれて遊びに誘ってくれたりしたんだ。
友達だけが私の唯一の救いだった。