エピソード

【仮面を被った彼氏と彼女】だから嘘だって簡単につける。⑥

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HINAのホスト連載も6回目です♪
まずはこちらからご覧いただけると嬉しいです!
ここまで来ると自分自身でも感慨深いものがあります(笑)
過去の体験ををこのように連載にするのは記憶との闘いなので、当時の私をよく知っている友人にも「あの時どうだったっけ!?」って話を聞き始めました(笑)
では、6回目もお楽しみください♪

やっと落ち着ける店に出会えた

当時は体入荒らしなんじゃないかって自分でも思う程、体入は毎日行っていた。
体入って実際その日一日働けばある程度のお金は手に入るし楽だった。
でもその前に行くお店がなくなるよなぁって思って、そんなに時給は高くないんだけど雰囲気も良くてドリンクバックも高めの小箱のキャバクラを見つけたんだ。
面接をしてその場で「今日、体入していかれますか?」って聞かれてすぐに体入をした。
凄く雰囲気の良いお店だし、女の子もみんな仲良くてギスギスしている感じもなかったの。
私が今まで体入で見てきた「歌舞伎町のシステム」より「地元のキャバクラのシステム」とほとんど同じだったし、即決で「あ、ここにしよう。ここなら多少時給は低くても全然いいな」って思えるお店にやっと出会えた。
体入が終わってお給料を見たらドリンクバックが高かったから、高級店とも大差なくてすぐに「本入したいんですけど」って自ら申し出て採用。
そこからはそのお店で地道にキャバ嬢してたんだ。
でもある時に時給を下げられる話をお店の子から聞いて、店長に聞いてみたらそれこそ地元の方がましな位の低い時給に・・。
女の子はほとんど辞めていった。
勿論、私も辞めた。
好きなお店だったからちょっと残念だった。

家に帰れば普通を演じていた


家に帰る時間はお互い大体同じだから待ち合わせして一緒に帰ってた。
それも彼と私の日課だった。
私が「今日面倒なお客さんがきてね~」って話をすれば彼も「今日、俺の指名のデブきたんだけどまじで痛客で本当嫌だった」とか。
お互いの仕事の愚痴をこれでもかという位話ながら、タクシーに乗って家に帰る。
家について一歩部屋に入ればそこは私と彼だけの空間。
キャバ嬢とホストの仮面は要らなかった。
お互いに一緒にお風呂入って、お風呂でエッチして寝る前もエッチして・・。
なんでもない話で楽しく過ごしてたのにキャバクラをやめた事を言い出せなかった。
なんとなくだけど「じゃあ、お金ないの?生活できるの?」って言われる気がして言えなかった。
でも、お互いにまだ猫を被っていた。
だから正直「愛のあるエッチ」なんてなかった。
作り物の彼氏彼女。

初めての出会い喫茶


友人に誘われて歌舞伎町出会い喫茶に行ってみた。
存在は勿論知っていたけどひとりで行く勇気はなくて・・。
私は高校の時にも出会い喫茶に入り浸っていた時期があって、全くの初めてじゃないからシステムも分かってた。
その当時は「外出」をする事は一切なかった。
ただ学校終わりに行けばお菓子も食べれて着替えればタバコも吸える。
都合のいい場所でしかなかったから、歌舞伎町の出会い喫茶ってどんなものだろう?と興味半分怖さ半分。
私が最初に指名されて相手と話をして「一回1万どう?」って言われたのは凄く覚えてる。
私の周りは風俗の子が多かったから単価も知ってる。
それに、その時は見ず知らずの相手とゴムつけたにしてもやりたくなかったの。
だから、お茶だけでお金をくれるお客さんを選んで外出する事に決めた。
2000円でもお茶するだけでお金がもらえるなら全然ラッキーだし、私は支出がなくて収入が増えるだけだもの。
おいしい仕事だった。
昼から夜遅くまで出会い喫茶で地味にお金を稼いで、たまにキャバクラの体入に行く。
そんな毎日の繰り返しだったんだよね。
そんな時に、出会い喫茶でひとりのお客さんに指名された。
嘘か本当かなんて分からないけどどこかの会社の社長さん。
私はこれは美味しい案件だから逃すわけにはいかないと思って話を聞いて、もし肉体関係ありでも社長ならお金も持ってるはずだし、「パパになってくれる可能性だってないわけじゃない!」と意気込んでトークルームに行ったんだ。
「仕事で疲れててそこにホテルとってあるんだけどね」この瞬間に「あー、やっぱりエッチか」と思った。
でも違った。「HINAちゃんマッサージとか得意?ホテルの部屋でマッサージしてくれるなら多めにお小遣いあげる」って言われて本当かなと思いつつ、その人の宿泊先のホテルへ。
内容はマッサージと手コキだった。
私は別に手だけならいいかって思って「手コキでいくらくれる?」って聞いたら「普通のマッサージが2万円、手コキで1万プラスでどう?」って。
マッサージと手コキと時間と話すだけで3万円。
これに味をしめて私は出会い喫茶に尚の事入り浸るようになったの。
でも、彼には勿論キャバで働いているって嘘をついて。

元風俗嬢。田舎から都内に出て風俗嬢として5年間勤務の後に在宅ライターとして活動中。風俗嬢時代はホストにもハマり出勤と出稼ぎを繰り返し、鬱病や合併症に悩む日々が続きました。アニメや漫画が大好きなオタク系元風俗嬢。自らの良い経験も嫌な経験も頑張る女の子の役に立てればと思い執筆活動中!!

 
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