風俗という職業は、一般的にはなかなか理解し難い職業でしょう。
仲のいい友達であればなおさら、「なんでそこまでするの…」と思われることの方が多いでしょう。
私は風俗を始めた頃、地元の友達にそのことがバレました。
私の友達が働いていたキャバクラに、私が働いていたデリヘルのオーナーが飲みに行き、そこでどういうことか私の話題が出たようでした。
そもそもなぜそこでオーナーが私の存在を話したのかという疑問はありますが…
このような部類のウワサ話は、驚くほどのスピードで一気に人から人へと広がります。
第三者からしたら、おいしい格好のネタですもん。私はそれを経験しました。
私は隠すことを諦めました。知られたからには、堂々とやってやる!そんな気持ちでした。
そんな中、私はなんとなく自分から友達が離れていくのを感じました。特に仲良くしていた幼馴染の一人もいつしか連絡を取らなくなりました。
"離れて行く友達はいらない"
私はそう思っていましたが、その反面心の中ではこう叫んでいました。
"私は何も変わってないのに"
知らない間にストレスを与えていた
ただ今思えば、私が風俗嬢として働いてあのとき、私の仕事が終わった真夜中にその幼馴染に頻繁に電話をし、一方的に悩みを話しては自己満足していた。
後になって、あのときの私の行動は彼女の生活スタイルを乱し、ストレスを与えていたんだと気付きました。
その後、数年間その幼馴染とはなんの音沙汰もない状況が続きましたが、私は関係がギクシャクしてしまったことがどうしても心のどこかで引っかかり続けていました。
私は彼女に連絡を取る決心をし「話がしたい」と伝え、会うことになりました。
数年ぶりに会う彼女はどこか幸せなオーラが漂っているように感じました。
そのとき、彼女はこう言いました。「もあなに風俗を辞めてほしかった。心配だった。でも私にはそれができなかった。あのとき諦めたの。ごめんね。」
私はその言葉を聞き、なんとも言えない後悔と自己嫌悪感に苛まれました。なぜなら彼女の思いに反し、私はすべてを軽視していたから。そして私はこう伝えました。「自由な発言に聞こえるかもしれないけど、私は一度決めたことを貫きたかった。決めた目標をただ成し遂げたかった。」
そして私は繰り返し感謝の意を伝えました。
何時間話し続けたでしょう。空白の数年間の報告をしあい、本音をさらけ出し、時折泣きながら肩を抱き合ったのを覚えています。
今では私の過去についても「そんなときもあったね!」と理解してくれています。頻繁に顔を会わせることは難しいですが、以前にも増して本音で向き合える友人関係に戻っています。
”伝える”こととはどんなに大切なことかを知りました。
辛いときって
なんで私こんなに辛いのに気付いてくないの。
なんで理解してくれないの。
なんで助けてくれないの。
なんで、なんで、なんで…。
そう思ってしまうこともあるかもしれません。
ですが一度考えてみて下さい。
自分はどれだけ人の変化に"気付き"、人を"理解"し、人を"助け"てきましたか。
自分から人に何かを与えることで、それは様々な形になって自分に何か返ってくる。
それはモノでなくても、あなたのほんの小さな心遣いであっても良いのです。
必ず『プラス』になって返ってきます。
歳を重ねるにつれ、学生の頃とは一人一人状況が変わり、いつのまにか価値観のズレを感じるようになる。よくあることです!そもそも違う人間なんですから、これは必然とも言えます。
もしも友人関係に違和感を感じるようになったら、"選択"するときが来た。と思ってもよいでしょう。
なぜなら、 友達は選んでもいい。むしろ選ばなくてはならない。と私は考えるからです。
私の幼馴染があのとき私を突き放した行動は間違っていなかったと今では感じます。
もしもこんな友達を持っていたとしたら…
- 会うたび仕事の愚痴、誰かの悪口。
- LINEでネガティブな発言。
- 思いやりの一言をかけられない。
誰かの言動が上であげた例に当てはまるな!と感じ取ることができるあなたは、いくらでもプラスの方向に向かいます。
ですが、気付かないうちにネガティブサイクルの中にハマっていた場合、すべてはマイナスの方向に向かいます。
どんなことにも動じない強い意志を持つ人であれば、どんな友達と付き合ってもなんの影響もないでしょう。私の場合は”形から入る”タイプということもあり、良し悪しの判断が遅れ、ときに環境に揺さぶられることがありました。
あとになって後悔することもありました。
カナダの心理学者、エリック・バーンの言葉でこんな言葉があります。
"過去と他人は変えられない。しかし、いまここから始まる未来と自分は変えられる。"
過去を変えることは、タイムマシンが開発されない限り不可能です。その”過去”と比較されるくらい”人”を無理やり変えようとすることは難しいことです。
しかし、”未来”がどうなるかはわかりません。言い換えれば、可能性が無限にあるということです。”自分”を変えることに限界はないのです。
だからこそ自分のなりたい自分になるために、私は”付き合う友達を選んで”きました。
- 愚痴を言い続けると → 欠点ばかりが目に付く。魅力を見出せない。
- ネガティブな発言を続けると → 幸せと感じられる瞬間を見逃す。自分は不幸だと思い込むようになる。
- 思いやることができないと → 人から思いやってもらえなくなる。
このような思考のサイクルを阻止するには、
- なぜそうなったのか原因を考えてみる
- どのようにすればよかったのか改善方法を考えてみる
- JUST DO IT! 行動あるのみ!
同じ間違いを繰りかえなさいために、さらに次は計画を練ってみるだけです!
1979年にノーベル平和賞受けた、マザー・テレサはこう言っています。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
Be careful of your thoughts, for your thoughts become your words;
Be careful of your words, for your words become your deeds;
Be careful of your deeds, for your deeds become your habits;
Be careful of your habits; for your habits become your character;
Be careful of your character, for your character becomes your destiny.
少しの意識の違いで、良くも悪くも”自分”は変わっていくでしょう。それは良くも悪くも、あなたの周りの人にも影響を与えます。
”人は変えられない”現実も”自分が変わる”ことで可能になると思っています。
結果的に自分にとっても友達にとってもHAPPYに繋がることなら、それは2倍どころか100倍のHAPPYになると思いませんか?
あなたの毎日の生活がHAPPYでいられますように♡
もあなでした。