皆さん、はじめまして!
女版風俗オタクの元風俗嬢・湯沢ゆゆです。
初めて風俗の仕事をしたのは15年前。
昨年末に風俗を引退しましたが、現役時代は裏でしょっちゅうババアとかかれていたような歳です。
モットーは「やりたいことだけやっていく」「人生ノープラン」「なんとかなる」
そんな行き当たりばったりなわたしの風俗経験をご覧ください!
「18歳・業界未経験」なのに風俗不採用
風俗嬢になったきっかけはただの興味本位です。
高校生時代、エロいこととお金と読書が好きだったわたしが本屋をうろついていたら「高収入求人誌」というものを見つけます。
当時は仕事の求人といえば今のようにネットで検索するのではなく、求人雑誌で探す時代だったのです。
わたしが手に取った高収入求人誌に載っていた風俗の求人にはどれも「日給35,000円以上」とかかれており、お金とエロが大好きな女子高生のわたしはとてつもなく興奮しました。
「高校を卒業して大学生になったら風俗で働きたい!」
そして大学生になるとほぼ同時にイメクラの面接へ行きます。
「18歳・業界未経験」…イメクラは欲しいに違いない人材ですが、結果は不採用でした。
もう一軒イメクラの面接に行くも不採用。
そこでお察しください。今思えば当時のわたしの容姿を一言でいうと「芋」だったのです。
もっとわかりやすくいえば「ブサイク」です。
容姿が冴えないことは自覚していましたが「そこまで酷いのかよ!」と
改めてショックを受け、そこで風俗で働くことをいったん諦めます。
薬で激ヤセしてようやく風俗デビュー!
わたしの親は俗にいう毒親でした。
学生時代の家庭環境は荒れに荒れており、心が折れて精神科に通うようになります。
今思えばその精神科はヤブ医者でした。
医者から今は規制されてめったに処方されなくなった、
飲むとハイテンションになりすべてが楽しくなる薬を処方されます。
毒親からのストレスから逃げるためにその薬に依存をして乱用するようになりました。
薬物依存症患者の一丁上がりです。
その薬の副作用として食欲がまったくなくなり、激ヤセをします。
化粧を覚え芋感が以前より薄くなり、さらに痩せたことで自分に自信を持ち、
薬でハイテンションになったわたしは再び風俗店の扉を叩きます。
見事ホテヘルで採用され現役女子大生風俗嬢となりました。
その間大学で彼氏を作り同棲を始めます。
ただ、相変わらず薬を乱用していたわたしの生活はめちゃくちゃで、勤怠が悪く数ヶ月でホテヘルを飛びます。
大学卒業後は就職をせず、風俗で働いたり、普通のアルバイトをしたりという無節操な生活を送ることに。
相変わらず薬の乱用はやめられないまま…。
25歳のとき「このままじゃいけない!」と思いある日突然薬を断ちました。
そこでとてつもない禁断症状に襲われます。
わたしは意識を失くし、気がついたら閉鎖病棟にいました。
「やりたいことだけやっていく」を実行していたら閉鎖病棟に行ってしまうこともあるので
わたしの生き方はだいぶ危険ではあります。
さて、その後一ヶ月の入院期間を経て、実家に強制送還をされ、親に無理やり彼氏とも別れさせられました。
毒親との地獄の生活がまたやってきます。
風俗をやめてOLになってみた
わたしは一年間の自宅療養を経た後就職をしてOLとなりました。
人間関係もうまく築けず、仕事ではミスばかりで非常にしんどい日々でしたが、三年は仕事を続けようと決意。
ただしまだ風俗に未練があり、毒親のもとから離れるための一人暮らしの資金を貯めるため週末のみホテヘルで三ヶ月働きました。
お金のことは抜きにして、そのときの風俗の仕事の楽しさとOLの仕事のつらさをくらべると雲泥の差で、週末だけわたしはウキウキしていました。
無事一人暮らしを始め、就職してからちょうど三年経ったときにわたしはあっさりと会社を辞め、
風俗一本で生きていくことになったのです。
この時点で20代後半。
将来のことは考えもせず、わたしはただ、また風俗で働きたいという自分の思いに従って生きていくのです。
風俗で本気を出したら売れてしまった
20代後半ということで人妻ホテヘルに入店。
OL時代にすっかり心がやさぐれて生きるのがしんどいという思いでいっぱいだったわたしは、
風俗一本の生活となり水を得た魚のように活き活きとします。
風俗の仕事が楽しくて、どんよりしていた心が一気にぱぁっと明るくなり、
珍しいケースだと思いますが健全な心身が風俗で働くことによって得られたのです。
接客するのが楽しくて仕方がない!お客様が喜んでくれるとわたしも嬉しい!風俗嬢って最高じゃん!
という思いで働いていたら、いつの間にかわたしはお店で№1になっていました。
ランキングにはこだわっていなかったものの、
この仕事が好きで楽しいという気持ちと前向きさを持って接客をしていたら結果がついてきたのです。
お客様と恋に堕ちて病んだとき
順調にホテヘル嬢として働いて三年が経ったころ…お客様と恋に堕ちてしまいました。
それまでプライベートは男性と関わることなく干からびていたわたしにとって、これが風俗嬢人生を破綻させるきっかけとなります。
「好きな人がいるのに、他の男性と性的なことをするのがつらい」
恋愛をすると仕事をするのがつらくなり病んでしまう、これって風俗嬢あるあるではないでしょうか?
わたしも出勤をするのがつらくなり当日欠勤をすることが増え、仕事と恋愛のはざまで病んでしまったのです。
その男性と同棲をし始め、結局お店を辞めて貯金を崩しながら彼と生活をするようになります。
ただし恋愛の雲行きも危うくなり、一年で別れることに。
そのときわたしの貯金はまったくなくなっていました。引っ越すにもお金がなかったわたし。
そのときのメンタルはズタボロです。
そこでわたしの力になってくれたのは以前から親しかったソープ嬢の友人。
彼女が引越し資金を貸してくれ、仕事についての相談にも乗ってもらいわたしもソープで働こうと決意します。
後編に続きます。