こんばんは。綾野アオイです。
風俗17年生!そんなわたしですが、
このたび、風俗嬢を引退することを決心いたしました~!!
\(^o^)/パチパチパチパチパチパチ~!!!
といっても、後ろ髪引かれる思いではあります。実際。
そこで、ここらで一度、私の風俗史でも書いてみようと思い立ちました。
面白いものになるかな?どうかな??
17年もアダルト業界で生きて来たので、共感していただけることも多いかもしれませんし、
そんなこと思ったこともなかった~!とドン引きされることや、
へぇ、そういう考え方もあるのか!と身になる意見なんかもあったらいいなぁ?
どうだろうか?わたしの17年間、よかったら読んでね(*^-^*)♪
キッカケはリカの電話と好奇心。
わたしが風俗嬢になったきっかけは、お金に困っていた訳ではない。
当時18歳だったわたしは、高校を卒業して歯科助手として働きながらキャバクラ嬢をしていました。
だからお金には困っていなかった。
ある日、家でゴロゴロしていたら、友人のリカから一本の電話がかかってきた。
彼女は高校生の頃、セクキャバの客引きで知り合ったお友達。
(※その当時は法律で高校生でもセクキャバの客引きがOKな時代でした。)
彼女はキャバクラ嬢一本の生活をしていた。
電話の向こうで開口一撃。
彼女が一言目に発した言葉はこうだった。
リカ「アオイちゃんさ、風俗嬢ってどう思う?」
あぁ、これ多分、実は風俗嬢してるんだっていう暴露話に発展するアルアル的なやつかな?
そう思ったけどわたしの読みは外れていた。
アオイ「大変そうなお仕事だと思う。偏見とかは全くないけど、風俗嬢がどうしたの?」
すると彼女が次に発した言葉が今でも忘れられない。
リカ「あのね、風俗の面接に行きたいんだけど一人じゃ心細いから、アオイちゃんに付き添ってもらいたいの・・・」
いつも元気でパワフルな彼女の声が、とても元気がなさそうだったから、ものすごく心配だった。
そして当時、風俗店の求人広告は見たことがあって、
短時間で5万円!1日10万円以上可能!
キレイなお部屋で可愛い衣装を着て、楽しく一緒にお仕事をしてみませんか?
簡単なお仕事内容です♪
そんな求人広告に並ぶ、魅力的な言葉に心を惹かれたことも確かにあった。
けど、面接に行こうと思ったことも、自分が風俗嬢として働いてみようと思ったことは一度もなかった。
ただ、なんとなく、そういう世界を見てみたいという好奇心はあった。
リカが心配だし・・・そして風俗というお仕事はどんなものなのか?という興味もアリで。
軽い気持ちで面接の付き添いを快諾してしまった。
リカ「よかったぁ~♪じゃ、面接17:00からだから、●●駅のスタバで16:30待ち合わせね♪お茶してから行こ!」
ちょ!お前超元気じゃん(笑)っていうか今日なのかよ!
寝起きでグッチャグチャのわたしは、急いで準備をしてスタバに向かったのであった。
人生初の風俗店へ足を踏み入れ爆笑をする。
スタバで軽く茶をしばき、風俗店へと向かった。
どうして風俗の面接に行くの?キャバクラはどうしたの?なにがあったの?
聞きたいことは山ほどあったけれど、聞いてはいけないんじゃないかなと思って聞けなかった。
風俗ビルに到着して、エレベーターに乗ってボタンを押した時、ついさっきまで楽しそうに会話をしていた私たちに緊張が走る。
お互い、ものすごくドキドキしているのを必死に隠そうとしていたんだと思う。
リカ「どうしよう。やっぱり怖いかも。やめよっかな?」
じゃぁ、帰ろう?と言葉に出す前にエレベーターの扉が開いて、超絶笑顔の男性スタッフさんが登場。
スタッフ「面接の方ですか?こちらにどうぞ~♪いま店長呼びますね♪」
事務所に通されて、すぐにコーラの入ったグラスを持ってきてくれた。
・・・・・。
キャバクラの黒服と全然違うね~!っていうか超爽やかじゃない?
っていうか超笑顔だし好青年じゃない~?っていうか輩系いなくね?
っていうかヤクザみたいな人かと思ったのに~!っていうか普通の人すぎじゃね?(笑)
わたしたちは、っていうかっていうかを繰り返す口癖のある世代である。
緊張の糸が切れ、爆笑しながら喋っていたと思う。
そこに超絶笑顔の店長さんが登場。
これまた普通で小ぎれいなおじさんが登場した。
風俗という業界のイメージが、怖いものというイメージから、一気にクリーンなものというイメージになった瞬間でもあったと思う。
丁寧に説明をしてくれる、小ぎれいな普通のおじさん店長。
リカは高額保障を提示され、ヤル気はMAXになっていたようで、即決で入店を決めた。
そして店長はわたしにも話をふる。
アオイちゃんはドSだから風俗はダメ!Byリカ。
店長「お友達さんも一緒にどうですか?同じお給料で保証出しますよ!!」
偏見はなかった。けど、お金には困っていないし、自分が触られるのは嫌だと思った。
アオイ「いやぁ、わたしはいいです・・・」
わたしは風俗嬢になるなんていうことはない・・・
なかったはずだったのだけど、リカが突然焦りだし、おかしなことを言い出したことでわたしの人生は一転することになる。
リカ「ダメダメダメ!アオイちゃんはドSなんですよ~!だからキャバクラでもドS営業だもんね!風俗はアオイちゃんはダメ!やっちゃダメ!!」
おい(笑)なに暴露しだしてんだよ(笑)
でも、まぁこれで断れるしいいや♪
すると店長、こんなことを言いだす。
店長「系列店に、ソフトSM店がありましてね、もちろん脱がなくても良いし触られないし、舐めたりもないですよ~!言葉や道具でお客さんを楽しませるとかですね、そういうお店もありますよ♪」
ちょ!!!なんだって!?ソフトSM!?
まじかよ、興味津々だよ!!
リカは、やべぇ!いらぬことを言ってしまったという感じであたふた。
わたし、興味津々。
風俗嬢、綾野アオイの誕生です。
ここで私の人生の転機がおとずれることになります。
リカの暴露が無ければ、わたしは・・・
そこから、あれよあれよという間に、ソフトSM店の店長も登場し、
お店の説明やプレイ内容なんかを話してくれた。
そして、興味津々なわたしはもう働いてみたい気持ちは95%を越えていた。
好奇心旺盛なお年頃だったんです。
18歳。SMに興味津々。
そして、あれよあれよいう間に、わたしは体験入店することを決めていた。
ちょっとやってみて無理なら辞めちゃえばいいや~!
しかし初日から楽しいの連続で、まさか17年もこの業界に居座ることになるなんて(笑)
当時のわたしは全く思っていなかったんだけどなぁ。
そしてリカ、わたしね、本当に感謝してるの。
だから、あなたがいつまでも申し訳ないっていう気持ちを伝えてくれるけど、本当に大丈夫だからもう気にしなくていいんだからね!
綾野アオイが誕生した瞬間であった。