引き寄せの法則と人間関係
さて、引き寄せの法則というと、やはり物質的な事を考えがちです。
お金だったり、仕事だったり、生活が豊かに繋がるような事を、
引き寄せたいと考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、それ以外でも、ドンドンと色んなものを引き寄せています。
生きている以上、あれこれ色んな物を引き寄せてしまうのは仕方がありませんが、
仲良しの友達、飲み仲間、喧嘩友達、恋人や、浮気相手もですが…
全部自分が引き寄せてきました。例外なく、全ての人間がそうです。
人生という自分が主役のストーリーの中に、沢山の登場人物が出てきますよね。
コミックの最初のページにある、登場人物の構図。あれを想像してみて下さい。
人間は一人では生きて行くのが難しい生き物です。
生きて行く長い時間の中で、沢山の人に出会い、話をし、時には仕事を一緒にしたり、
チームとなって一緒に戦ったり、ファミリーになったり。
その中でのトラブル。今まで数え切れない程あったと思います。
しかし、引き寄せの法則は、常に作動しています。
人間関係も、全て自分が引き寄せたものです。
今の自分を取り巻く人間関係は、間違いなく自分が用意したもの。
今の人間人間関係に不満があったとして、
『不満。』それをずっと思って過ごしていると、
ドンドン不満を抱いてしまう様な人が、自分の人生に登場します。
一人の人に対して、不満を抱いていると、
その人は、もっと不満という気持ちにさせてくれるようにして来ます。
その人を見てイライラしたら、
またまた、イライラするような事をしてきます。
これは、どうする事もできない。
なんとか誠実になって欲しい。
ちゃんとして欲しい。
これ、思う事ありますよね?
私も経験ありますし、そんな悩みは生きていたら付き物です。
しかし、相手に対しての要望を思ってばかりでは、
登場人物の構図は変わりませんし、不満やイライラは無くならないんです。
少し前に…といっても
15年位前でしょうか?鏡の法則というものを、私は初めて知ったのです。
その著書を読んで、目から鱗だったのを覚えています。
鏡の法則は、引き寄せの法則より前に話題になったもので、後の引き寄せの法則と似ています。
というか、同じだったのですが。
人間関係については、とてもよく分かりやすく、凄く私は腑に落ちました。
人間関係は自分と同レベルで繰り広げられる
お金にケチで、いつも払い渋るオーナーが居たとします。
その人が嫌いで、見るだけでイライラ。
どう考えても、オーナーの対してのイライラは収まりません。
しかし、掘り下げて考えて見ます。
イライラするオーナーの事ではなく、そこでは自分について考えてみます。
どうして、私はこのオーナーが嫌いなのか?
どうして、こんなに腹が立つのか?
それは、ケチだからなのですが、そこよりもっと深く考えて見ます。
そしたら、分かって来る事があります。
オーナーのケチな部分に腹が立つのと同じ位、自分の事もケチだと思っている。
そこに腹がたっている、という事なんです。
自分と同レベル、自分と似た様なものが集まるのが引き寄せの法則。
そして、それを見せてくれているのが鏡の法則です。
今を取り巻く自分の人間関係は今の自分と同レベルという事です。
言い方を変えれば、ちょうど良い。という事なんです。
それを変えたければ、オーナーがケチで無くなる様に要望するより、
自分のケチな部分を解消するのが先決と言う事です。
例えば、『自分はお金の出し渋りはしていない!』『ケチではない!』
そう思っていても、潜在的に、深層心理で自分をケチと思っているんです。
理由はというと、
本当にケチでは無い人は、ケチな人を見ても気に留めないんです。
ケチに対して、ケチだと思ったとしても、そこに腹立たしさや怒りは伴わない。
何とも思わないんです。
なので、腹が立つ人を見て、
誠実じゃないとか、嘘つきだとか、お金にルーズだとか、すぐサボる、要領がいいとか、
それを見て、腹を立てる、イライラするという事は、自分に因子があるという事なんです。
凄くリッチな友達に、生活についてや、持ち物、住んでる家について自慢されたとします。
羨ましい気持ちを通り越し、自慢された事が、許せないと思ったとします。
『私の生活を馬鹿にしてる!』『自慢のオンパレード許せない!』
そう、腹を立てたとします。
どうして、自慢されて腹がたつのか?掘り下げて掘り下げて考えてみます。
そこの怒りの原因はやはり自分にあります。
『自分も自慢したい!』『生活を羨ましがられたい!』
そう思っているからです。
これも同じで、そんな事を思ってい無い人は
人の自慢話を見たり聞いたりしても、怒りは感じませんし腹も立ちません。
『へー。そうなんだ。良いなー。』『私もそうしようかなー。』
これで済みます。
良い人間関係で過ごすには
人間関係はとても大切です。
とくに、仕事をしていると人間関係で、仕事が楽しくなったり、辛くなったり。
社会に出れば色んな業種がありますが、
一番仕事を辞めたいと思う理由が人間関係です。
これは風俗だから関係ないという事は絶対にありません。
人間関係を円滑に回していく事で、働きやすさは抜群に良くなります。
100%相手が悪い
そう思う事もあるとは思います。しかし、
その怒りや腹立たしさの因子は自分の中にあって、そこが許せないという事を理解しなければ
状況は一切良くなりません。
例えば職場を変えても、自分の中にあるものを変えなければ
同じことの繰り返しになってしまいます。
覚えておいて欲しいです。
自分が相手を嫌いと思う部分は、自分の中の嫌いな部分を見て腹が立っている。
と言う事。
人間関係は映し鏡という事。
そこをみて、自分を切り替えて行けば
自分を取り巻く人間関係は変わっていきます。