皆さんこんにちは。
Rieです。
皆さんは「毒親」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
毒親とは子供に悪影響を与える親のこと。
前回の毒親シリーズをご覧になってない方は、こちらからご覧ください。
インナーチャイルドを癒さなければ解決はしない
前回はインナーチャイルドについて、説明させて頂きました。
インナーチャイルドは過去の傷ついた記憶…。忘れようとして、忘れたふりをして蓋をした記憶…。
また同じように傷つけられてしまうかもしれないという、自分の奥の深い部分で存在し、いま現在の生き方や人間関係、お金や仕事で上手くいかない原因となっているものです。
幸せになるには絶対的な法則があって、幸せを感じてる人にしか、幸せはやってこないという、とても厄介な決まりごとがあります。だからいつも、同じところでグルグルと同じ不満と不安を抱えて生きている人が多いのです。
私が風俗業界に所属していた頃、同じように働いている女の子達は色んな困りごとを抱えていました。困りごとはそれぞれ別の問題ですが、売り上げで悩む子は、ずっと売り上げで悩み、異性問題で悩んでる子は、だいたい相手が変わっても前回の彼と似たような問題で悩んでいました。
これはどういう事かと言うと、困りごと、悩みごとは、自分で作り出していると言う事なんです。
昔、私も災いは降って湧いてくると思っていたのですが、インナーチャイルドの事を独学で学んでからは、実は自分が災いを製造していたんだという事に気が付きました。
勿論、インナーチャイルドを傷つけたのは毒親でである両親や自分以外の人や環境ですが、それに私は気が付いていても、傷ついた自分を放置し、忘れてしまう事に力を注ぎ、前だけを見る事こそ生きていく事だと勘違いをしていたのです。
今日が駄目でも辛くても、明日は幸せがポンと目の前に降りてくるかもしれないと、そんな幻想を抱いて生きていました。そうやって生きている頃は、毎日が本当に困難で、呼吸をするのも必死という具合でした。
しかし風俗業界に所属していた頃にはインナーチャイルドの存在を知っていたので、100%望むようにはいかないにしろ、小さなトラブルあったものの、継続して一定の納得のいく報酬を受け取り続けれたのも、もしかしたらインナーチャイルドの存在を知っていたからかもしれないと、今ではそう思っています。
引退し、数年経過した今現在も、仲の良かった人とは連絡を取り合えてますし、辞めてからの私の人生も家族は尊重しながら大切にし合えてますし、愛のある人たちに囲まれ、好きな事をして、又、ある方のご厚意で好きな事をお仕事にもさせて頂いてます。
こうやって文章を書く事も私は大好きですし、子育てもして、オシャレも趣味も遠慮なく出来ているので、インナーチャイルドを癒すと言う方法は、間違っては無かったのかな?と思っています。
インナーチャイルドを癒す
インナーチャイルドが傷ついているというのは、その時“満たせなかった感情”を置き去りにしてきている、と言う事です。
そのため、その消化不全になっている感情、納得できなかった感情を思い出すことから始めます。
そして再び十分に感じてあげるようにします。
この作業は、再び悲しい気持ちを思い出さなければいけないという事なので、ハッキリ言ってとても辛いです。しかし傷ついた場面を思い出し悲しみを感じるという事は、思い出すのが怖いからという理由で蓋をしていたものを取っ払い、そして、その感情を解放してあげるという事になるのです。
辛さを超えると、その後は驚く程に心は軽くなりますし、力がみなぎってきます。心療内科でも、心療カウンセリングでも、インナーチャイルドを癒すという治療は最もポピュラーな治療方法となっていて、それを証拠に、必ず生まれた時からの過去を遡ってのカウンセリングから始められる事が多い様です。
(え?こんな昔まで思い出さなきゃいけないの?)
と、最初は私も謎だらけでした。
『あの時、私は悪くなかった。』
『あの時、私は私の為に泣いてあげればよかった。』
『あの時、私は無理に笑わなくてもよかった。』
『あの時、本当は謝りたくなかった。』
『あの時、もっと怒っておけばよかった。』
そうやって、自分に対して、優しい気持ちで自分を庇ってあげてほしいのです。
そうすると、他人と比べ妬んだり、恥ずかしいという理由や、どうせ私が何を言っても無駄だと言う理由で無理に自分を押し殺したりするのが馬鹿らしいとも感じてくるようになって行きます。
又、同じ事の繰り返しの自分にとって不利な人間関係にも終止符を打つことができます。
インナーチャイルドを癒すことは、幸せな人生を選択する事と同じ位大切な事の様に思います。
インナーチャイルドが傷ついてる部分を突き止める
『よし、早速インナーチャイルドを癒してみよう』
と、その気になって生まれた時からの自分にとっては不本意な出来事を思い出してみてください。全力で自分の味方になり、庇ってください。
ここで、凄く気を付けなければいけない事があります。
今まで生きてきた分、悲しかった、傷ついたポイントは何個かはあると思うのですが、生きてきた中で1番のヘビー級の心の傷が、人生の邪魔をし悪影響を及ぼす主な要因になります。
しかし、余りにも悲しく傷ついた出来事と言うのは、人間が生きていくためにその瞬間に思考停止してしまい、その時の傷ついた出来事の記憶を、自分の脳が勝手に消してしまうという事もあるみたいです。
なので、1番傷ついた部分がどこなのか、しっかり確信が持てない人は1歳2歳と、生まれてからの自分の記憶が発生する頃から順番に1つずつ思い出していく必要があります。