エピソード

【出会い喫茶に見切りをつけて、HINAついに風俗デビュー!】友達が働いてるホテヘルへ!⑦

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HINAのホスト連載も7回目になりました!
まずはこちらからご覧いただけると嬉しいです。
今まではホストとの初めての出会い〜都内進出して出会い喫茶に通う日々までをお伝えして来ました。
今回からいよいよ「風俗」も出てきます♪
ここからまた目まぐるしく話が変わっていくので是非お楽しみください!

たまたまきっかけがあった

毎日の様に出会い喫茶に入り浸って、お茶だけや手だけで都合のいいお客さんを探してお金を貰う日々が続いた。
でも、そう上手い事は続かないものなんだよね。
出会い喫茶の本質は「援助交際」なわけだし、お茶だけとか手だけなんて人はいないのが事実。
ほとんどは体を求めてくる、それが当たり前の世界。
ひとつの出会い喫茶で「私干されてるかな~呼ばれないなぁ」って思ったら、友人と一緒にすぐ「あっちの出会い喫茶行こ」って打ち合わせしてふたりで別なお店に行ったりしてたんだ。
出会い喫茶の中で友人と私が話したりしてると、二人で来てるお客さんとかはセットで呼んでくれて「カラオケ一緒に行かない?」とか誘ってくれたから、勿論そういうのは行ってた。
少額でもご飯代にはなるから高額じゃないと行かない!みたいなのは特に決めてなかったんだ。
本当にお小遣い稼ぎ感覚。
そんな時に友人が働いているホテヘルが人が足りなくて、女の子2人でお店を回さなくちゃいけない日があったの。
その日は私は家にいる予定だったし友人がホテヘル出勤日なのも知ってた。
「女の子2人しかいなくて店めっちゃ混んでるっぽいしやばい」って連絡が来た。
「やばくない!?2人は流石にきつすぎでしょ。。」って連絡をしたら「なんか店長が女の子呼べる子いたらって言ってるんだけどHINA来る?でも風俗やってないし無理にとは言わないよ」って。
その時私は数日後に実家に帰る予定があって、どうしても新幹線代が必要だったし新幹線代と地元で遊ぶお金を稼がなきゃいけなかった。
それを出会い喫茶で稼ぐのは結構骨が折れる。
しかも体の関係はなし。
だったらホテヘルに行って稼いだ方が効率良いよね?って思ったんだ。
それが、私の風俗へ進んだきっかけ。

友人の働いているホテヘルへ

友人に「いいよ~行く!新幹線のお金とか欲しいし」って言って、店長さんに話を通して貰った。
在籍ではなくてお店のお手伝いっていう形でホテヘル嬢をやる事になった。
ただ、私は風俗業界は全くの未経験だから、システムとか仕事の流れとかも全然分からなくて。。
友人と店長さんが凄い親身になって教えてくれて「分からないことがあったらすぐに連絡して」って言ってくれたの。
店長さんも「基本は常連さんが多いお店だから変な人とか癖のある人にはつけないね」って配慮してくれた。
そのお店はM性感(お客様がM)だし、みんな親切で初めてでもやりやすいかもって思った。
そうして私の初めての風俗のお仕事がスタートした。

初めてのお客様

初めてのお客様は凄く優しそうな普通のサラリーマン。
店長が言うにはお店の常連客の方で「初めてなの?」って言って、気を使ってくれて本当に優しい方だった。
無理矢理なんて事はなくて、このお店にくるお客さんは大体このホテルだから覚えておいたほうがいいよ、とか近辺のホテルだとここだと当たり!とかいうのも教えてくれたんだ。
今思っても本当に初めてのお客様がこの方だったのは恵まれてたなと思う。

何もかもが初めて、だけど彼には言えなかった

初めてのお客様や店長、友人のサポートもあって何となく感覚を掴んだって位だったんだけど、待機時間ほぼなくてたった4時間勤務だったのに貰えたお金は4万超え。
ホテヘルだから回転効率が良かったっていうのもあるかもしれないけど、ずっとお客様につきっぱなしの状態であっという間に新幹線代も遊ぶお金も必要な分は稼げた。
仕事が終わって店長に「HINAちゃん今日はありがとうね。初めてでほぼつきっぱ疲れたでしょ~。」って言われて友人と一緒にお給料を貰った。
しばらくこのお店でお手伝いで働く事に決めた。
実家から戻ってきてもこのお店ならって思ったんだ。
ホテヘルで送迎がなかったんだけど終電に間に合う様に帰してくれて、帰りは友人とデニーズで夕ご飯。
出会い喫茶で無料で食べる冷凍ご飯も悪くはないけど、しっかり仕事した帰りに友人と食べるご飯はすっごく美味しく感じたんだよね。
「あー今日は初めてだったけど無事に終わってよかったな」っていう安堵感もあったのかも。

何事もなかったかの様に家に帰って、彼の帰りまでだらだらしながら過ごしていかにも家に居ましたって雰囲気を出しておいた。
彼には出会い喫茶も風俗デビューも言えなかった。
ごまかせると思っていたし、黙っているのが賢明な気がした。
デビュー初日も正直疲れたは疲れたけど、出会い喫茶でお客さんが来るのを待っているより有効に時間が使えるし稼げるし、何よりその時の私にとっては「案外、楽かも」という気持ちしかなかった。

元風俗嬢。田舎から都内に出て風俗嬢として5年間勤務の後に在宅ライターとして活動中。風俗嬢時代はホストにもハマり出勤と出稼ぎを繰り返し、鬱病や合併症に悩む日々が続きました。アニメや漫画が大好きなオタク系元風俗嬢。自らの良い経験も嫌な経験も頑張る女の子の役に立てればと思い執筆活動中!!

 
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