こんにちは。ミライです。
今回は「風俗を卒業すること」について書いていきたいと思います。
わたし自身、風俗は卒業しました。
でも、本当に「卒業」したといえるのか?時々疑問に思います。
私の場合は風俗のお仕事を辞めてからまだ日が浅いので「卒業しました」というのはまだ早いのかもしれない・・・
なぜこのような書き方をするのかというと風俗のお仕事は「卒業する!(した!)」と思っても、また舞い戻ってしまうパターンが凄く多いからなんです。
今回は風俗のお仕事をハッピーに卒業することについて考えたいと思います。
お仕事の目的はなんだったのか?
皆さんは風俗のお仕事をはじめた理由を覚えていますか?貯金はしていますか?風俗のお仕事をする上で私は以下のことを常に考えておいた方がいいと思っています。それは「いつ辞めるのか?」ということ。
漠然としたものでもいいと思います。でもどんどんこのことを曖昧にしていてはいけません。もし「私は一生風俗で稼ぐ!」という方がいらっしゃいましたらそれはそれでいいと思います。その場合は現実的には「○○円貯めたら」ということになりますよね。
働き始めた理由を考え、借金ならば返済まで、何かのための貯金ならばその金額まで、時間の欲しい学生さんなら卒業まで・・・
お金だけでなくタイミングとか、色々な理由があると思いますが、これらのことは考えておきましょう。
偉そうなことを言うわけではないのですが、ぼんやりとでもいい。たまにはこういうことを自分で見つめ直してみる、というのは非常に重要です。
卒業を阻むものとは!?
誰でも最初はずっと風俗のお仕事をやろうと思っているわけではないと思います。でも現実的には1度お仕事に慣れてしまうとその後もずるずると続けてしまう人が多いんです。
現に私もそうでした。
私の場合はすごく典型的なパターンにはまりました。学生時代に風俗のお仕事をはじめ、色々なお店を経験し、卒業を期に引退。
普通のお仕事に就職するもどうしても1年目の給与は安く、お休みを利用し月3,4回程度で風俗のお仕事を再開。
たぶん私みたいな人は凄く多いと思います。実際周りでもよく聞く話でした。こんな感じで昼のお仕事と風俗のお仕事を辞めては戻り、辞めては戻り・・・と繰り返している女の子。
どうしてこんなことになってしまうのか?ズバリそれは「お金」のせいだと考えます。
風俗嬢の卒業を阻む最大の敵はやはり「金銭感覚」なんです。
高額稼いでいる女の子だけの話ではない!
「卒業」を阻むものは「金銭感覚」と言いましたがこれは何も月100万とか稼ぐ風俗嬢の話ではないんです。むしろ怖いのは私みたいな「隙間出勤」の女の子!
確かに大きな額を稼ぐ女の子はそれはそれで金銭感覚を戻すのが難しいのは当たり前なのですが、そういう女の子って「仕事」っていう感覚はしっかりあるんですよね。
でも副業で風俗をやっていて、月に3,4回くらいしか出勤しない私みたいな子が、それでもその数日で7,8万とか稼いだりする。このパターンが1番怖いです。
風俗のお仕事の怖いところって1度経験してしまうとどんどん抵抗がなくなってしまうことなんですよね。慣れてしまうんです。それに決して慣れきってはいなくとも、週に1回くらいならば我慢できる・・・と考える女の子もいます。
こういう風に考えるようになってしまうと、どこかで「大丈夫」という考えがよぎるんです。
極端な話ですが急な出費でピンチになった時「1日体験入店にでも行こうかな・・・?」と考えるようになってしまいます。私はこの考えが何度もよぎりました。
1度身についた金銭感覚を戻すのはすごく苦しい!
「金銭感覚が狂っている」状態は、凄い贅沢三昧な生活をしている人を指す言葉ではないのです。「私は昼の仕事もしているから金銭感覚が狂ってはいない」という考えは甘いです。
確かにこういう人は湯水のようにお金を使うことはしないかもしれません。でもどこかで自分の感覚がずれているかもしれないというのを忘れないでほしいです。
私が風俗を卒業した直接的なきっかけは「結婚」です。
もっと赤裸々に言ってしまうと、ヘルスから交際を期にセクキャバへ仕事を変え、結婚を決意して仕事を辞めました。
正直なことを言うと、仕事を辞めてからものすごく苦しみました。というのは自分が想像している以上に自分の金銭感覚がおかしくなっていたためです。
大きな金額をバンバン使っていたわけではないので気付かなかったんですよね。
でも、実際に仕事してた時と同じ生活をしていたら自分のコストがかかりすぎていることにすぐに気づきました。
美容院、ネイル、マツエク、どれもかなり短いスパンで通っていたり、煙草を吸う量が半端ではなかったり・・・
些細なことばかりだったのですがどれも少しずつ控えるようになりました。最初はとにかくそれが苦痛で苦痛で仕方がなかったです。
でも率直に言って今の私の生活は「裕福」とは言えませんが決して「貧しい」わけでもありません。
ありがたいことに「普通」の生活を送らせてもらってます。
そうなんです。いま私がしている生活こそみんながしているのと同じ生活なんですよね。
「卒業」してから苦しまないために
正直に言って私は風俗(当時はセクキャバですが)のお仕事を「卒業」する時はただ漠然と喜んでいました。だから私自身がこんなにその後苦しむとは思ってもみませんでした。
いつ辞めるのか、いつまでやるのか、こうしたことを曖昧なままにしておくと残るのは少し変わってしまった「感覚」だけです。
これは思っているよりも怖いです。今私がまた風俗に戻らないでいられるのは大切な人の存在があるからだなと感じます。もし身一つだったらきっとまた戻っていた・・・そう考えると怖いところもあります。
風俗のお仕事は夢を叶えたり、目標を叶えてくれるものでもあると私は思っています。1度きりの人生を楽しみ、挑戦するのに役立ってくれる部分もある。ピンチを救ってくれるものでもあるかもしれない。けれどやっぱり代償はあることを忘れないでほしいです。
いざ「卒業」の日に苦しまないでほしいなと思います。