【31話】悪質セクキャバ店に救世主登場!




880万円…。

この数字からこの物語は始まります。

第1話はこちらからご覧ください。

セクキャバが全てを奪う

子育ての方法は十人十色。

人それぞれと頭では分かっていますし、後ろめたいばかりの気持ちではそれこそ子供に悟られてしまいます。

それはどうしても避けたかったのですが、当時胸を張っての子育てをしているかというと、そうではありませんでした。

セクキャバのおかげで家族がご飯を食べ、生活しているという事も私の自信には繋がりません。

どちらかというと、そのセクキャバの仕事で母親として、妻ととしての自信は無くなるばかり。

本音で言えば、私は守ってもらえる側の人間になりたかったですし、毎日ゆっくり大切に生きたいと思っていました。

長男の問題で家庭内の欠落している部分が浮き彫りになっていましたが、どうすることも出来ない現実との葛藤です。

しかし長男が私のセクキャバでの仕事での悪影響で生きにくい時間を過ごさなければいけないのは、私にとっても主人にとっても早く解決に向けて進まなければいけないと、追い立てられているような気持になりました。

悪質店に救世主登場

店内で間違いがった考えが蔓延している中、当たり障りなく自分の我を出さずに居場所を確保しなくてはならない事も、辛い時間でした。

「自分の事だけ考えて生きないと、生きていけない人間がここに集まる。」

「ここに居てる人間はアホばっかり。」

「アホじゃないとこんな仕事、出来ないし。」

「卑しい生き物やな。こんな所で働けるのは、人間のなりそこないやから。」

店でキャストの女の子の話声が聞こえます。

自分に価値を見出せないで、自分を否定するような言葉を放つ事で、自分の精神状態を保っているような具合でした。

そんな人たちと働いているのだから、自分もそうなのかもしれないと、情けない気持ちになってきます。

その頃、店内の環境が少ずつ変わってきました。

男性スタッフに極めて普通の感覚の人が入ってきたのです。

年齢は45歳くらいで見た感じも普通のサラリーマン風。

仕事に関しても聞く耳を持つ人でした。

そして何より驚いたのが、その人が一応責任者の立場になる人事異動だったので、お給料の計算も支給もその人がしてくれることになりました。

その人がお給料の計算と支給をするようになってから搾取が全くされなくなったのです。

1円の間違いもなく、正しく計算され給料が支給されました。

こんなに正確に計算されると、逆に不安になります。

その人は風俗業界の経験者でもあり、普通のサラリーマンの経験もある人らしく、このセクキャバに来た時の異様な雰囲気にぞっとしたと、後に話をしてくれました。

男性スタッフの機嫌を伺いながら仕事をする事もなくなっていきましたが、逆に成績は振るわないが、男性スタッフの機嫌を取るだけで働けていたキャストの人たちは居心地が悪くなる状況に。

今まで色管理をされていたキャストも、男性スタッフに貢いで良いお客様に当ててもらっていたキャストも、守ってくれる男性スタッフが居なくなってしまった事で慌て始めます。

そして、やたらと店内で揉め事が起こるようになりました。

女職場の陰湿なトラブル

普通に接客をして成績をこつこつ積み上げていくキャストの邪魔をし、店内の窃盗など紛失物が相次ぎました。

そして、SNSや掲示板に売れ上げの良い子の中傷が増えていきます。

しばらくはそんな事もたまたまの出来事だと思って気にせずにいたのですが、収束する気配は一向にありません。

お客様の目に触れなければ何ら仕事には影響ありませんが、気分の良いものではありませんでした。

しっかり営業をして成績を残しているだけで、化粧品は無くなるしロッカーに落書きされる、靴は無くなる、そんな事が毎日のように起こっていました。

極めつけは真面目に仕事をしているキャストを指名で来たお客様のヘルプで入った時に、居心地の悪くなったキャストの女の子達は、指名の女の子の中傷をて、指名替えをねだったり、お客様に悪態をついたりと、普通に仕事をしているキャストの邪魔ばかり・・・。

私も色んな邪魔をされるようになりました。

女の職場ってこんな感じなんだなと。

邪魔をする側の女の子は、自分の成績をよくすれば居場所は確保できるのに、成績を維持しているキャストを引きずりおろす事ばかりに必死です。

お給料を搾取するスタッフが居なくなったと、喜んでいたのもつかの間。

売れていないキャストが売れているキャストの新たな癌になっていきました。

私の代わりはいない

可愛らしい大学生がアルバイトに入店してきたら世話役を買って出て、売れないように仕込む。

売れているキャストを飲みに誘って、店を辞めるように説得にかかる。

売れているキャストの女の子が店には向いていないと責任者のスタッフに言い、首にするように迫るなど、もうハチャメチャ。

そんなことばかりしているキャストが数人いたのですが、普通の感覚を持ち合わせている責任者のスタッフは、勤務態度や成績もしっかり見ていたのか、店内を荒らすキャストを粛正していきました。

女は妬みで自分を失ってしまう生き物ですが、これほどまで手段を考えず、自分のプライドを守ろうとしている人達は後にも先にも見た事がありません。

それでも職場で働かなくてはいけないですし、自宅では長男の一件があったので、母親の役割を今まで以上にしなくてはいけないという使命感、責任感もあり、私の精神状態は崩壊寸前でした。

どちらの場所も私の変わりをお願いできないのです。

それは誰もが同じなんですがやっぱり、少し止まりたい、そう思っていました。

セクキャバで、私の代わりを誰かにお願いしても、お客様を手放すだけになってしまいます。

自宅でも主人に私の代わりをお願いしても、主人は最高に父親と言う役割を頑張ってくれるだけで、頑張っている母親にはなれないのです。

結局自分1人でしょい込んでしまっていたのです。

それでも絶対に逃げたくありませんでした。

一生このままな訳が無いと、もうすぐトンネルの出口があると本当に思っていました。

家族の未来と私の願望

子供の寝顔を見て、生まれた時の事をよく思い出しました。

生まれた時の主人の嬉し涙も思い出します。

本当にこんな小さなうちから苦労をさせてしまっているという、申し訳ない気持ちがあって、それ故に風俗業界で体を張って家族、子供を守ると決めてた事がもしかしたら方法を間違えたのかもしれないという不安が襲ってきました。

私と同じだけ主人も色んな複雑な気持ちだったはずですが、主人を傷つけたくないという私の思いから主人とは、未来の話をするのが当時は怖くて出来なかったです。

3年後はどうなっているかな?

5年後はどうなっているかな?

主人は定職に就き、楽しんで仕事をしているかな?

私は素敵な母親になれているかな?

下の子の小学校の入学は私が羨ましくて仕方なかった、旦那様に守られている素敵な家族に変身出来ているかな?

もう、色んな事を考えて頭がパンク寸前に・・・。

長男の問題では私がどんなにセクキャバでに飲みすぎても、出来る限り長男の様子を見守りたかったので、念入りに主人に長男が話した内容を聞いたり、朝の小学校への登校前の時間を大切にし、今まで以上に丁寧を心がげて長男と会話するようになりました。

長男も私の心配を分かってくれたのか少し元気になって、以心伝心なのか、親が堂々としていないと子供も堂々と出来ないのだなと、その時私も勉強した様な気分でした。

しかし堂々と生きるという事は、その時の私にはとても難しい事だったのです。

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Rie

若くして二児の母になった私は風俗の世界に飛び込む決断をしました。夜の世界の「光」と「影」を自身で経験しました。家族を守るため、風俗とともにがむしゃらに駆け抜けた6年間の濃密なコラムが皆様の元気に変わればと思い執筆活動を続けて行きますのでよろしくお願いします♪ Rie♡”