エピソード

【彼の本当の姿】私を受け入れてくれたのは地元の友達だった。10

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こんにちは~!HINAです♪
遂に10回目です♡
まずはこちらからご覧いただけると嬉しいです。
最初は10くらいで連載を終わらせる様に書こうと思ってたのですが、かなり長くなっちゃいそうです(笑)
まだまだHINAのホスト話は続くので、是非暖かく完結するまで見守って頂けたら嬉しいです♪

全てバレて嘘もつけなくなった

彼に全部バレててもう嘘もつけなくて、つく必要もなくなって私も全部話した。
でもあまり他の指名ホストの事は話したくなかった。
折角話を聞いてくれるお兄ちゃんみたいな人が出来たのになって思ったの。
Aさんだけはその時の私には必要な存在だった。
彼からは「風俗は別にいいよ。仕事なんでしょ?仕事ならちゃんとやりなよ。俺もメンキャバだしHINAの事否定とか出来ないし。でもAの所に行くのは本当にあり得ないし無理。」って言われて・・。
彼に風俗の事を話して止めてくれるかも、なんて期待した私がバカだったんだなって。
止めてくれるどころか「頑張れよ」って言われて「あ、うん。仕事だからちゃんとやるよ」って私も返しちゃったんだけどね・・。
でも隠す必要がないのは楽だったし、もうキャバ嬢のフリして話さなくていいんだなぁって。
だから最初の方にお客さんに本強されて8万貰った事も、そのお金で飲んでた事も言ったんだけど「でも何もなくて本当に良かったね」って言われて「まぁ、風俗に理解あるしいいか」ってなっちゃって。
私も雰囲気とかその場に流されやすい性格だったからもういいやー!!みたいな(笑)

初めて彼の事を怖いと思った

でも、気がかりだったのはやっぱりAさんの事。
バレてるけど掛けも返し終わってないしな、と思って仕事中の暇な時間に会うっていうのはまだ続いてたの。
それに「彼にバレて行くなとか言われたけどなんかなぁ」って話もしたら「俺はHINAちゃんの彼は知らないけどトラブルとかお互い避けたいもんね」って言ってくれて、ますますお兄さんポジションになっていった。
店に行けなくても切ったりしないし、LINEでずっと話聞いてくれたり。
掛けを返し終わってから話を聞いてもらうだけなんて申し訳なくなって、友人と一緒に久しぶりにお店に行ったの。
お礼にAさんが好きなビールを飲んでもらって、楽しんで帰宅したら彼が凄い怒ってた。
「Aの事がそんなに好きなわけ?」
「話散々聞いて貰ってお店に行かないのは失礼だから行っただけ」
「それでも店に行った事には変わらないだろ」
怒られて、私が苦手って分かっててウイスキーをロックで飲まされた。
押し倒されて本気で首を絞められた。
今まで首絞められた事なかったからビックリしたのと、苦しさと感情がごちゃごちゃになって号泣。
嫌だって言っても止めてくれないし、むしろ無理矢理口にウイスキーを含まされて首絞められたままエッチ。
終わった後も混乱してるし頭ふらふらしてて・・。
彼の事を怖いと思った。

少し疲れて一回地元に遊びに帰った

彼の事も怖くなって「ちょっと地元に遊びに行ってくるね」って言って、地元に2日間だけ帰った。
地元の友人にも連絡して「遊ぼうよ!」ってなって飲んでカラオケして。
やっぱり地元って気楽だし楽しかった。
私もこの時に疲れすぎてたのか分からないんだけど、地元の友達に「今ね、風俗やってんだけどさ」ってポロって話したんだ。
それでも友達は「いやいや、分かってたしキャバではないだろうなって思ってたよ(笑)」って笑ってくれた。
「引かないの?」って聞いたら「HINAに限ってはもうびっくりする事もない(笑)」って言われて、地元の友達だけは何があっても分かってくれるし心強かった。
私がどうなったとしても引かないで味方でいてくれた。

お店が大変な状況に・・


都内に帰ってきてからすぐに出稼ぎに行ったんだ。
お店に「出稼ぎ行きたいんですけど。。」って伝えて「どこのお店かと日数教えてくれたら全然いいよ」って言われたから、元々の友人(この子はBちゃん)と一緒に静岡に出稼ぎに行ったの。
出稼ぎから帰って来てお店に出勤したら、内勤さんがひとりいなくなってた。
「〇〇さんは?」って聞いたら「〇〇くん飛んじゃってね・・。」って言われて。
凄く良い人だったから、どうしたのかなってみんな心配してたんだ。
数日後に1人1人店長に呼ばれて、何だろうと思って自分の番を待ってたの。
自分の番がきて店長に「どうしたんですか?」って聞いたら「HINAちゃん本当にごめんね。このお店他の風俗に買収される事になって、お店の子でAVとかに出てる子はそのお店に移れるんだけど他の子はみんな違うお店探さなきゃいけなくなっちゃって・・。」って言われた・・。
店長も悔しそうだった。
私もお店は大好きだったから残念だったけど、次の日店長が顔中血だらけでぐったりした姿で事務所にいたの・・。
お店を取り締まってる上の人に相当やられたみたいで、早く新しいお店探して店長に大丈夫ですよって言ってあげないとって思ったんだ。
それから私は自分の為にもお店を探し始めた。

元風俗嬢。田舎から都内に出て風俗嬢として5年間勤務の後に在宅ライターとして活動中。風俗嬢時代はホストにもハマり出勤と出稼ぎを繰り返し、鬱病や合併症に悩む日々が続きました。アニメや漫画が大好きなオタク系元風俗嬢。自らの良い経験も嫌な経験も頑張る女の子の役に立てればと思い執筆活動中!!

 
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