性病

【大流行している梅毒の恐怖を知ろう】「梅毒になると鼻がもげる」の噂は本当だった!

こんばんは、アダルトライターの百花繚乱です。
皆さん、最近はちゃんと性感染症の検査は受けていますか?
以前「百花繚乱が保健所のHIV検査を受けてみた」というコラムを書かせてもらってからも、はたしてNAISHO読者の皆さんには響いたのだろうか…と気になっていました。
今回は日本列島で猛威を振るっている性感染症、梅毒について書いてみたいと思っています。
あまり人様に言ったことはないのですが、わたしは過去一回だけこの梅毒に感染をしたことがあります

梅毒の恐怖を理解しよう

梅毒は大昔の病気ではありません

わたしが感染したのは梅毒の大流行が叫ばれるちょっと以前のことですので、まだここまで梅毒は世の中に蔓延してはいませんでした。
ですからお医者様から「梅毒に感染しています」と言われたときには、大きな衝撃を隠せませんでした。
梅毒といえば不治の病
梅毒になると鼻がもげる
子供のころ、友達からこんな恐ろしい話を聞いて育ってきたわたしですので、かなりの恐怖を覚えました。
こんなことを言うと若い人には「百花繚乱いったい年いくつだよ!」と思われるかもしれませんが、そんなに大昔すぎるというほどのことでもなく本当にささやかれていた噂です。
結果的にわたしは死にませんでしたし、鼻ももげたりはしませんでした。
なぜかと言いますと、早期発見・早期治療だったからです。
働いていたお店は、たいへん怖いことに性感染症検査の義務がなかったところだったのですが、わたしは定期的に医療機関でHIV・梅毒・クラミジア等含む検査をしていたのがラッキーでした。

梅毒で鼻がもげるのは本当だった

「梅毒になると鼻がもげる」という噂は嘘ではありません。
治療法が確立されている現代でも、感染に気づかず放置してしまうと鼻が陥没したりしますし、死に至るような障害が出ることもありえるのです。
まず梅毒は症状の進行具合によって、4つのステージに分けられます。

  • 1期:感染して3週間後くらいに感染部位(口・性器・肛門など)の粘膜や皮膚にしこりができ、太ももの付け根のリンパ節が腫れます。
  • 2期:3か月後くらいになるとピンク色や赤茶色をしたあざが顔や手足に出てきますが、数か月~数年で消えていきます。
  • 3期:感染から3年以上経過すると、結節性梅毒疹やゴム腫と呼ばれる大きなしこりができてきます。
  • 4期:末期的症状となり、心臓や脳、神経や目などに重い障害が出ます。

この3期のゴム腫と言われるものが、筋肉や骨の組織まで破壊してしまう腫瘍です。
顔に現れることも多く、ゴム腫が鼻にできると強い痛みが出て鼻が陥没した状態になります。
恐ろしい噂の正体は、この状態になったのだということです。

梅毒を食い止めるには?

現代では「ペニシリン」という抗生物質での治療が一般的になり、3期まで進行して鼻がなくなってしまうような人はほとんどいなくなったそうです。
しかし安心してはいけません。
それはあくまで多くの人が病院に検査に行って早期発見をして、ペニシリンなどを使って治療をしたからだということです。
梅毒にかかって、自然に完治をするということはありません。
2期で身体中にピンク色や赤茶色の発疹が出てきているにもかかわらず、梅毒を疑うことなく病院にも行かないという人ももしかしたらいるかもしれません。
風俗で働く女性でしたら、そんなにも顔や体で目立ってしまう発疹を無視していることもできないでしょうし、大多数の人が病院に行くはずだとは思いますが、お客様である男性はどうなのでしょうか?
何だこれと疑問に思っても、放置してしまう人も中にはいるでしょうし、放置をしているとそのうち発疹はいったん消えていきます。
このいったん発疹が消えただけの状態を「完治した」と思い込んでしまう人が、本当にいるそうなのです。
こういったお客様と性的接触をした場合、30~40%のとても高い確率で梅毒に感染すると言われています。
そして梅毒になってしまったとしたら、HIVに同時感染するリスクまで飛躍的に高まってしまうのです。
梅毒を放置する人なんていないでしょ?と思えるかもしれませんが、いま実際にこんなにも流行っているのが現実なのです。
かくいうわたし自身も、そういった発疹の症状は見られなかった男性から梅毒に感染してしまいました。

梅毒に感染しないためには?

梅毒は皮膚や粘膜の性的接触でうつる、性感染症のひとつです。
不特定多数との性的接触を避けるのが一番理想的ではあるのですが、風俗のお仕事をしているときにはそれはできません。
風俗嬢は他人の皮膚や粘膜と直接接触して、性的な行為をしなければならない職業だからです。
江戸時代の遊郭において花魁などの遊女の間で爆発的に梅毒が流行ったのも、この不特定多数との性的接触をしたせいです。
現代で性感染症を予防するためにはコンドームが有効ですが、それでも100%防げると言い切ることはできません。
なぜかと言いますとコンドームに覆われていない皮膚は露出していますし、オーラルセックス(フェラチオなど)でも梅毒に感染するからです。
女性器をコンドームで覆い隠してしまうことも不可能ですよね。
風俗嬢にできる自衛策といったら、こまめに医療機関で性感染症検査を受けることです。
HIV検査と同時に梅毒の検査も匿名&無料にて実施してもらえる保健所も、全国にたくさん存在しています。
とにかく、無知による病気の放置が一番良くないことなのです。
ぜひこまめな性感染症検査を自分に義務付けて、風俗業のプロとしてお客様にうつしたりなんてないようにしたいものですね。

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アダルト・風俗ライター。自分の経験を通じて、現役でがんばる女の子たちの力になることができればと精力的に執筆中。

 
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