こんばんは。綾野アオイです。
風俗業界で長く働いていると色々と、同僚の女性から相談をされることがあります。
今回はその中からお客様との距離について。
色恋営業ではなく“信頼関係”と“恋をされること”の重要性を書いてみようと思います。
苦手なお客様はいて当然だと開き直ること。
まず、風俗店で働いている女性が必ずぶつかる壁。
苦手なお客様。
触り方が気持ち悪いとか、質問の内容が気持ち悪いとか、外見からとにかく気持ち悪いとか・・
とにかく苦手と思った相手は気持ち悪いものです。
私にも昔、苦手なお客様はいました。
苦手なお客様を無理に本指名でリピートさせようと頑張りすぎる必要はありません。
しかし手抜きをしましょうと言っているわけではありません。
100点満点のプレイをせずに70点くらい。
ギリギリ合格くらいのプレイをして満足させてあげましょう。
そうすればお客様側も悪い気分にもなりませんし、お店のイメージも悪くなりませんから、次はまた別の女の子と遊んでみようかなという気持ちにはなってくれます。
苦手なお客様はいて当然だし、お客様からしても苦手な風俗嬢はいて当然なことです。
相手はお人形ではなく、人間なのだから当たり前なことです。
働きやすい環境は自分で作っていかなくてはいけません。
しかし周りに迷惑をかけるような方法で、その環境を手に入れるのは良くないことということはわかりますよね?
苦手なお客様には70点のプレイをする。
それで良いのです。
他の女の子からすれば、扱いやすいお客様かもしれません。
指名を逃したと思うこともないし、ただ自分とは相性が微妙だっただけ。
次の女性にバトンを繋ぐ気持ちでプレイを頑張ればよいと思います。
苦手なお客様とは信頼関係なんて築くことは不可能に近いです。
こちらが歩み寄りたいと思わない相手との間には、信頼関係なんてものは築きようがありません。
相性の良いと思ったお客様は逃さないようにしたい。
自分にとって接しやすい、プレイ内容も相性の良いお客様に出会うこともありますよね?
そういったお客様は絶対に逃したくない。
次の本指名に繋げていきたいと誰もが思うと思います。
その考え方は正解です。
しかし前のめりになりすぎて本指名を取りこぼしてしまうかもしれません。
あなたにとっては相性の良いと思っていても、相手にとっては少し物足りなかったかもしれないし、オーバーだったかもしれない。
逃したくないと思ったお客様に出会ったら、とにかく自然に寄り添う会話を心がけてみてください。
徐々に心の距離を縮めていきましょうという内容のお話です。
プレイ内容を過剰にしたら良いわけではないし、特別感を出して本番をすればよいというものではありません。
普通の恋人がするような会話のように自然に接することで、賢者タイムに入っているお客様も自然な対応を見ていると思います。
本指名に繋げるためにはプレイ内容もですが、このプレイ後の時間が重要になっているのではないかと思っています。
まずは安心感を与えること。
気持ちが落ち着く相手だと思われるように、心の距離を縮めていきましょう。
ただ抜きたいだけならば、わざわざ本指名料金を支払ってまで同じ女性に会いに来る必要はないのです。
前回に本番をさせてくれたからとか、物凄く内容の濃いサービスをしてくれたからという理由で本指名をする男性もいるかもしれません。
今回書いている内容ではそういったお客様のケースではない場合のことを書いているので除外したいと思います。
もう一度会いたいと思われる女性になろう。
“もう一度会いたい”と思われる理由には、色恋営業をしましょうというお話でもありません。
前回に本番をさせてくれたからとか、物凄く内容の濃いサービスをしてくれたからという理由でもありません。
以前、“飽きられない本指名嬢ではなく、飽きさせない本指名嬢になりましょう”という内容の記事を書いたことがありましたが、それはプレイ内容のお話で、今回はプレイ以外の時間(トーク等)のお話になります。
プレイ前のシャワーは皆さん結構念入りに丁寧に洗ってあげますよね?
私も勿論その中のひとりです。
プレイ後のシャワーの時間も、プレイ前と同じように丁寧に洗ってあげていますか?
「帰って着替えた時に汗かいてヌルッとしないようにちゃんと洗おうね~♪」
いちいち言わなくてもいいことかもしれないけど、一言声をかけて洗ってあげると良いですよ。
賢者タイムに突入したお客様、賢者タイムを抜けたお客様、物凄く冷静に風俗嬢を見ています。
プレイ後のお客様の行動って人間性出てると思いませんか?
タバコの空き箱をテーブルの上に放置したままラブホテルを出るお客様と、最後にゴミをきちんとゴミ箱に捨ててから帰るお客様なら、後者の方が好感度が高いと思います。
私が細かすぎるのかな?神経質なのかな?
お客様でも、そういった細かいところを見ている男性の方って意外と多いと思います。
本指名で遊びに来てくれるお客様と過ごす時間の中では、特にそういった思い遣りや気遣いを気にかけて行動してみてください。
悪い意味ではなく、良い意味で。そういう部分を見て評価してくれているお客様は、風俗嬢であっても一人の女性として対等に見て対応してくれている気がします。
良い風俗嬢から、良い女性だなと思われるように、プレイ後は風俗嬢から一人の女性として接してみてください。
そういったお客様とは心の距離を縮めて、今度は信頼関係を築いていくことを始めます。
色恋営業ではなく人間性を評価して好きになってもらう。
色恋営業をかけたところでそれにひっかかる男性は、本指名をしてくれても面倒なお客様に豹変する日は近いです。
面倒なお客様になる前に、見切りを付けられる日の方が早いかもしれません。
プライベートで会うことを求めてきたり、本番を求めてきたり。
心の距離を縮めるというのはそういったことではなく、信頼関係を築いていくことです。
本気の恋愛対象としてとか、本番出来るのではないかとギラギラした目で見られようなっては元も子もありません。
風俗嬢としてでも、友人でも恋人でもセフレでもない、曖昧な存在になってください。
大袈裟に表現するならアイドルとファンとか、そういう表現でも良いです。
女性として、人として魅力的だなぁと、気の置ける存在になれるように。
会えることが嬉しいと思われるくらい。
これは恋かもしれないとドキドキするような存在になってもらえると、そのお客様はあなたの嫌がるようなことはしてこないし、冗談でも言ってこないと思います。
高嶺の花になれというのではありません。
なれたらそれに越したことはありませんが・・
恋をさせてしまえばこっちのものだ!という表現は言葉が悪いとは思いますが、要はそういうことです。
気を持たせるような発言を間違ってもしなければ、グイグイ迫られることもよっぽど無いです。
一線をしっかりと引いておくことで、安全地帯の予防線は張っておくこと。
そうすれば自然と信頼関係は深まっていきます。
いつまでも恋をしてくれているうちは、本指名で会いに来てもらえます。
優しくもしてくれますし、丁寧に接してもらえます。
そしてこちらが優しく接すれば心から喜んでくれます。
これは彼女がいるお客様でも、既婚者のお客様でもです。
風俗嬢は、友人でも恋人でもセフレでも奥さんでも愛人でもないけれど、そこに信頼関係があって長年、気の置ける関係の女性としての立ち位置になれればいつまでも通ってくれます。
そうなれば、私たちも苦手なお客様を接客することなく、安定した心のまま、安定したお給料を手にすることができますね。
たかが風俗嬢だなんて、自分のことを蔑まないでください!
ただし、お客様の家庭や彼女との仲を壊してしまう存在にはなってはいけません。
お客様の特別な存在として、近くもなく遠くもない存在として寄り添ってあげましょう。