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【知ってお得な栄養学!!】ビタミン剤はたくさん飲んでも意味がない!?

こんにちは、元ピンサロ嬢セイラです。
現在は何をしているのかと言うと、人体の解剖生理学を専門としています。
一般生活において知らなくてもいい生物学的知識ですが、でもヒトの身体のメカニズムの根拠を少しでも知っていると目の前の現象を理解しやすくなります。
みなさん、チョコラBBやオロナミンCなどビタミン剤と呼ばれるドリンクを飲んだことありますよね?
肌の調子が悪いときや口内炎ができたときなどに飲むことが多いかなと予想します。
風俗嬢にとって肌の調子はいいほうが嬉しいし、口内炎は仕事に支障が出るのでできれば避けたいところです。
でも、ビタミン剤はたくさん飲めば飲むだけ身体に良いというわけではないのです。
今回は学術論的文章になりますが、少しでも人体の仕組みに興味をもっていただける機会になればと思い、そのメカニズムを解説しようかと思います。

飲んだビタミンはどこへ行く

黄色い尿の意味


ビタミン剤を飲んだ翌日、尿が普段より濃いなと思ったことありませんか?
なぜそうなるか、ご存知でしょうか。
腎臓の仕組みを踏まえつつ考えていこと思います。
まず、腎臓の機能を知っていますか?
簡単に言うと「尿を生成し、老廃物を排出する」です。
厳密に言えばもっとたくさんありますし、いくらでも語れるのですがわかりやすく説明するため今回は「身体から不要な物質を尿として外に出している」に焦点を当てます。
腎臓へとやってきたビタミン。
腎臓はまずザルのような網目になっていると考えてください。
このザルで物質が濾されます。
専門用語では「糸球体で濾過する」といいますが、覚える必要はないです。
そこでザルの網目より小さい物質はザルを通過します
ビタミンは小さいので通過する物質の仲間です。
そうしてザルを通り抜けたビタミンですが、このままいくと尿として体外に排出されてしまいます。
しかしビタミンは身体に必要な物資です。
そのため次の段階で身体に戻す作業をしてくれます。(専門用語で再吸収という)
こうしてビタミンは尿として排出されることなく、体内にて吸収・作用してくれるわけです。
しかしこの身体に戻す作業、ここで戻せる量には限界があるのです。
ビタミン剤に含まれる最も多いビタミンはビタミンB2なのですが、推奨値は1.2mgとされています。
チョコラBBを例にとってみるとビタミンB2は15mg含まれていました。
つまり、ザルを抜けた15mgのうち1.2mgは確実に身体へと戻りますが、残りのビタミンはそのまま体外へと排出されてしまうのです。
こうして尿として排出されたビタミンのせいで、尿の色が濃くなっているということ!
つまり、過剰摂取されたビタミンは体外に出てしまうのです。

毎日少しずつ飲む


肌の調子が悪いからビタミンを摂取したいと思って、仮に1日に3本のビタミンドリンクを飲んだとします。
しかし、その大半は尿と一緒に排出されてしまっているのです。
つまり1日にたくさん飲むよりも、少しずつ毎日飲んだほうが効果があるということです。

尿は身体のバロメータ

腎臓がどのような働きをしているか少しわかっていただけたでしょうか?
たんぱく質の場合を考えてみると、たんぱく質は分子が大きい物質なのでザルの網目を通り抜けられずそのまま体内に留まり吸収されます。
つまり、通常であれば尿中からタンパク質は検出されません
しかし、このザルの網目が大きくなりすぎているなどの問題があると、たんぱく質は網目を通り抜けてしまい、尿中へと排出されてしまいます。
これが尿検査で指摘されるとこの「尿たんぱく」というやつです。
それが出ていたら何かしらの問題が発生していることが疑われます。
病気でなくても尿中にたんぱくが検出される原因はいくつかあるので、尿たんぱくが出た=病気ではないですが、でも病気の指標の目安にはなります。
血尿が出たなどもそうですよね。
普通、血液は尿中には出ません。
尿は自分でも日ごろから観察しやすい健康指標のバロメータです。
何か異常が見られたら放置せず病院に行きましょう。
専門的知識になりましたが、簡潔にまとめると、ビタミンは1度に多量摂取しても吸収されてないから少しずつ毎日飲もう!ということです。
身体にとってビタミンは必要なミネラルなので、ぜひ正しく摂取していきましょう!

援助交際の非効率さに辟易しピンサロの門を叩く。オナクラやヘルスも経験するがピンサロの居心地がよく、気がつけばピンサロ歴は5年。お店ナンバー1を目指して登りつめた結果、得たものは摂食障害と人間不信。でもプラスになったこともある。そんな私の経験でも誰かの役に立てればと思い執筆中。

 
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